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菅首相、宮城・石巻市の避難所を視察
菅首相は10日午前、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城・石巻市を視察した。震災発生以来、今回で3回目の被災地視察となる。
菅首相は10日午前8時半頃、航空自衛隊松島基地に入り、隊員から行方不明者の捜索や復旧作業の状況などの説明を受けた。石巻市役所では、宮城・村井県知事や石巻市・亀山市長らと面会し、がれきの撤去や仮設住宅の建設、雇用の確保など、復興に向けた要望が相次いで出された。
亀山市長「約1万7000人が避難所で暮らしている。大半が家を失っています。仮設住宅(の建設)をぜひ急いでほしい」
その後、街の中心部を一望できる標高約60メートルの日和山から被災の状況を視察した後、津波によって甚大な被害を受けた水産業の拠点である魚町に入った。
漁業関係者「たらい回しでなく、早急に漁場、航路の(がれきの)撤去作業をやっていただきたい」
菅首相「沿岸部でしっかりと漁業が再開できるように、政府としても全力を挙げて応援するように、一緒になってやっていきたい」
また、多くの被災者が身を寄せている避難所の石巻商業高校では、被災した女性に「今一番何が必要ですか」などと声をかけた。
菅首相「水が出ない、風呂に入れないということを(被災者が)おっしゃっていて、まだまだ、がれきの処理は一部進んでいるが、ライフラインの復旧がまだまだ不十分だなと感じました」
菅首相はこの後、陸上自衛隊仙台駐屯地を訪れ、復旧・復興活動にあたっている自衛隊員らを激励した。
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