【地震】「今ごろ来ても」総理訪問に冷やかな反応(04/10 17:32)

 菅総理大臣は宮城県の石巻市を訪れ、漁港や避難所などを視察しました。しかし、被災者からは「今ごろ来ても遅い」など批判の声も聞かれました。

 震災後、宮城県に入るのは初めての菅総理。10日は宮城県知事らと会談した後、石巻漁港を訪れ、漁業関係者から再開に向けた政府の支援を求められました。これに対し、菅総理は「いくつかの漁港を重点的に整備していく必要がある。石巻は最優先」と述べました。
 菅総理大臣:「漁業は、何百年、何千年と続いてきた大きな生きる糧。その再生に力を政府としてもしっかり貸していかなければ」
 また、避難所も訪れて「頑張って下さい」「何が必要ですか」などと声を掛けて回りました。地震直後は350人いた避難所ですが、現在は62人となり、自宅の片付けなどで出かけている住民も多く、訪問は10分で終わりました。震災から1カ月後の訪問に冷ややかな声も聞かれました。
 避難住民:「言うだけ無駄、言っても何か変わるわけではない。今ごろ来ても遅い」

ページトップへ戻る