'11/4/8
山陽線など通常ダイヤに戻る
JR西日本は8日、東日本大震災の影響で減便していた山陽線、呉線、可部線など一部列車の運行を始発から通常ダイヤに戻した。主に午前9時から午後4時の大幅減便が下校時に混乱を招く恐れがあっただけに、乗客や沿線の学校関係者はほっとしていた。
JR広島駅(広島市南区)在来線ホームではこの日、電光掲示板のほか、駅員が構内放送で通常ダイヤに戻ったことを伝えた。
通学に可部線を使う安田女子大3年砂田麻実さん(20)=南区=は「減便中は下校時、とても混雑していた。元に戻ってありがたい」と喜んでいた。
減便は、茨城県や福島県にある車両保守部品メーカーの工場が被災し、部品調達が困難になったのが原因だった。JR西日本によると、5日から工場が一部操業を再開するなど当面の調達のめどがついたという。
【写真説明】通常ダイヤに戻ったことを伝えるJR広島駅ホームの電光掲示板(8日午前9時35分)