広島市域の大型シネコン「ＴＯＨＯシネマズ緑井」（安佐南区）と「広島バルト１１」（広島県府中町）が７日、そろって入場料を引き下げた。全国的な観客数の伸び悩み解消などが狙い。

　ＴＯＨＯ緑井は一般１８００円を１５００円に、１８歳未満を千円に統一した。バルト１１は高校生１５００円を千円に値下げした。シニア料金（６０歳以上は千円）や女性デー（毎週水曜日は女性千円）について、ＴＯＨＯ緑井は廃止し、バルト１１は継続する。

　ＴＯＨＯシネマズ（東京）は１月、緑井を含む６県６施設での本格的値下げを大手シネコンで初めて打ち出した。バルト１１を運営するティ・ジョイ（同）は広島のほか、鹿児島市の系列館でも値下げを実施した。両社とも約１年間試行し、継続するか決める。

【写真説明】入場料値下げが始まったＴＯＨＯシネマズ緑井で案内板に目を通す映画ファン