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「ただちに」、「いますぐに」は大気・土壌・水源の汚染に使う言葉。「現段階では」は、海洋汚染に使う言葉。
政府は、言葉の使い分けが上手です。

情報隠蔽ではなく、情報封印が始まっている


この記事は、官邸、東電、大マスコミの関係が分かる重要なことが書かれてあります。
長いですが、割愛せずにお読みください。
私たちは、とんでもなく騙されています。それが、はっきりしました。


閲覧者の方々から、福島第一原発に関する多くの情報をいただいております。感謝申し上げます。
今までは、逐一、ご返事差し上げておりましたが、限られた時間の中では、それもかなわなくなりました。

時々刻々と状況が変化する中で、まず優先しなければならないことは、福島第一原発で、何が起ころうとしているのかを察知し、自分たちが放射性物質に被曝しないように防護策を講じることです。そのために許される時間を使いたいと思います。

福島第一原発に関する情報は、まったく出てこなくなってしまいました。
海外、国内のモニタリング・サイト、シュミレーション・サイトで予測するほかなくなりました。こんな国は、世界でも、日本だけでしょう。
東電の隠蔽体質、嘘つき体質は、世界中に汚染物質をばらまいても、一向に変わっていません。

突然、原子炉から高濃度の放射性物質が飛び出ても、果たして、彼ら、つまり、官邸、東電、そして、口をあんぐり開けているだけのマスコミが正確に報道するかは分かりません。

彼らは、私たちの健康、そして生命を脅かす「敵」となってしまいました。

政府は、これからは、ますますキツイ情報統制を行なうでしょう。
今後、彼らは、人命に関わる情報さえも出さなくなるでしょうから。今までも、そうですが。

日本の政府は、海外の大手メディアが、どう見ているかについて、まったく鈍感です。
「情報を出さない日本の政府は殺人者集団だ」とまで書いているメディアも、出てきました。

政府が情報統制をしたところで、無意味であることを“ネットの監視者”たちは知ったほうがいい。

というのは、海外メディアの凄さを如実に知らされたからです。
Russian Todayなどは、福島第一原発の動きについて、たとえば、yahoo!ニュースなどの日本のネット・ニュースより早くアップしているのです。テレビのニュース報道より早いことは言うまでもありません。
日本のメディアが書かない、書けないことも、彼らはどんどん書いています。そして、正確なのです。

私は、3月11日の東日本大震災、福島第一原発災害の前は、ロシアのメディアは見ていませんでした。プロパガンダ・ツールと化した欧米のメディアばかりでは、偏りが出てしまうということから、ロシアのメディアにも目を通すことにしたのです。
ロシアのメディアの行動の速さ、正確さ、歯に衣着せぬ批判、どれをとっても日本のメディアにはないものです。

日本のマスコミには知らされないことも、海外のメディアは知っています。

どうしてでしょう。

それは、海外メディアが、自分たちで、さまざまなアイデアを出して積極的に情報を取りに行っているからです。彼らは、常にガイガー・カウンターを持って行動しています。

そして、なんと、東電の内部関係者は、日本のメディアには話さないことも、海外メディアの“特攻記者”たちには話しているからなのです。
日本のマスコミは、まったく役に立ちません。彼らは、ぶーぶー陰で文句をいいながも、いまだに大本営発表を口をあんぐり開けて待っているだけです。日本のマスコミは、弱虫集団の無能な人間の集まりです。

また、日本のマスコミは、日頃、まったく勉強していないので、いまだに理解できていないのです。

政府は、日本のメディアを統制してきました。テレビ・大新聞は、それを何の疑問も感じることなく、受け入れてきました。
東電の言いなりだったのです。
震災直後から今まで、日本の真の支配者は東電なのです。政府は、それに従属しているかのようです。

官邸が、やがてはキツイ緘口令を布いたとしても、海外のメディアまでは圧力をかけることはできないでしよう。そんなことをすれば、逆に、日本の政府は世界中から袋叩きに遭うことになります。官邸は、そんなことも分かっていないのです。

ただ、明らかに福島第一原発災害をきっかけにして、パニックを煽ろうとしているメディアもあります。
特に、北米メディアの中には、少なからず、そうした記事が見られるようになりました。要注意です。

独立系ジャーナリストしか信じられない

私は、いわゆる独立系のジャーナリスト、つまり企業のスポンサーを付けず、閲覧者から、わずかな月極め閲覧・視聴料を集めて運営している個人メディアの動画を見ます。
正確な情報は、彼らが一番です。彼らは命がけだからです。

記者会見の席上で、よく鋭い質問をしているのが、先にご紹介したvideonews.comを主宰する神保哲生氏と、フリーランスの上杉隆氏です。声が大きいので、姿が見えなくても、すぐに誰だか分かるのです。
上杉氏は、本年の12月31日を持ってジャーナリスト活動を無期限休止することを発表しました。残念です。

さて、その上杉氏ですが、官邸の情報統制、そして、表向きは官邸の隠蔽体質を批判するふりをしながら、実は政治家の御用聞きに成り下がってしまっているマスコミを憂いています。

なるほど、彼らは、大量の国民を殺していくのでしょう。彼らは、パフォーマンスはーだけは一人前ですが、頭の中は空っぽなのです。
(音声が聴き取りにくいのですが、大変、重要です。これがテレビ、大新聞など、いわゆる巨大メディアの実態です)



元ソース:4月6日の鳩山勉強会で

以下、上杉氏の動画音声からの書き起こし
ところどころ聴き取りにくいです。
最初から22分までが上杉氏の独演です。以降は質疑応答。
この動画は消される可能性が高いので文字起こししました。
(いままで、原発について書いた記事に、何度か動画を貼り付けているのですが、次々と動画が削除されてしまいます)

ここから

上杉:
チェルノブイリの20歳から25歳の人口は、ほとんどゼロ。みんな死んでしまっているからです。
生きている人も手術をし、死ぬまで薬を手放せない状況。

甲状腺がんなどが出てくるのは5年、10年後。
私は、地震直後から、チェルノブイリの前例を見れば分かることだから、とにかく子供たちだけでも逃がしてくれ、と飯舘村に訴え続けてきました。

そして、やっと今日(4月6日)、飯舘村は決断をした。政府を待たず、村独自の判断をしたということ。

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【妊婦と乳幼児、村外避難へ 福島・飯舘、温泉地などに】

新聞・テレビの記者は、原発から30km避難ですが、朝日新聞の記者は社命によって、50kmまでしか入ってはいけないことになっているし、時事通信は60kmまでということを決めています。
自分たちが報道している割には、マスコミ各社は勝手なルールを作っています。

日本の大マスコミの記者たちは、ガイガー・カウンターなど持っていないのです。
今日も、何ヶ国かの海外メディアが入っていますが、外国の記者たちはガイガー・カウンターを持って、原発から1km、2kmまで入っています。

官邸、マスコミはとんでもない嘘ばかり言っているので、12日に、政府官邸の広報室の人たちに100回くらい電話しました。枝野幸男官房長官福山哲郎細野豪志総理補佐官、彼らの携帯電話に、ずーっと電話しました。

とにかく現場に入れてくれ、と。
とにかく、海外メディアの一人でもいいから入れてくれ、と。

こういう非常事態では海外のメディアは日本の政府を攻撃などしない。海外のジャーナリストは、核に関しては自分たちで勉強して情報をたくさん持っています。
海外のフリーランスのジャーナリストも、たくさん現場に入っている。福島は、大変なことになるぞ、と。
なぜ、日本のジャーナリストだけは入れないのか、と問い詰めました。

こういうことは言いたくないのですけれど、地震直後、日本のテレビ・新聞社が、「死亡者12人、行方不明者3人」などと、とんでもない報道をしているときにも、「目の前に何百体もの死体があります。早く、救出に来てくれれば、まだ生きている人がいる」と。それを言いたかったわけです。

で、官邸の横に車を止めて、約100時間です、4日間です。ずーっと官邸に携帯電話をかけ続けました。「とにかく現場に入れてくれ。これまでは入れてくれたのだからいいだろ」ということで。
でも、全然、だめでした。

何しろ、地震直後はテレビも何も通じない。でも、ガイガー・カウンターを持って現場に入っている外国人記者から話を聞けるかも知れない。それを発信すれば助かる人もいるかもしれない、と。
それでもダメ。
で、どうにもならないので、官邸にtwitterを作ってくれ、と言って、やっと官邸が作ったのが「官邸災害」というtwitterです。

それでも、引き続き現場に入れて欲しいと官邸に言い続けました。

「とにかく、海外メディアの報道が、おかしくなっている。それは、あなたたち官邸が、外国人記者に対しては勝手に取材させて、何も発表しないから、彼らは思い込みで記事を書いているせいだ。早く会見に入れてあげなさい。海外からは大物のジャーナリストも、みんな来ている。そういう影響力のあるスター記者を会見に入れないと、大変なことになる」と言っても、入れませんでした。

そして、地震後、3日経ってから、海外メディアだけ入れますと。
次の日には、インターネット・メディアだけを入れますと。
ところがフリー・ジャーナリストは誰も入れません。

で、いたずらに時間ばかり経ってしまうので、現場に入れてもらうことは諦めて、せめて東電の記者会見に出て情報を集め始めました。

でも、東電の記者会見などでは、新聞・テレビの記者は、何にも質問しないですね。何度でも言いますが、(新聞・テレビのスポンサーである)東電に気を遣って、東電の社長の居場所すら質問しない。

プルトニウム、という言葉すら口に出さない。格納容器という言葉すら口に出さない。
メルトダウンという言葉を言っただけで、袋叩きにあってテレビの番組から降ろされる。

3月、地震後、TBSラジオの「キラキラ」という番組を2年間やっていたのですが、その番組で、東京電力の「電事連(電気事業連合会)」に関して、情報隠蔽しているのでないかと、ずーっとラジオの生放送で言ったわけです。
すると、放送が終わると同時に、プロデューサーがやってきて、「今日で辞めてください」と突然言われました。その2週間前までは、「4月以降も、よろしくお願いします」と言われていたのに、唐突です。
電事連は最悪の圧力団体

電力マフィアのために働く元財務官僚のPR会社

その次の週には、電事連がスポンサーになっている「ニュースの真相」という番組、これは朝日ニュースターですが、私は、そのキャスターをやっていますが、電事連から連絡が入って、「上杉隆は、…と…と…を番組に出演させた。したがって、とてもではないが、スポンサーを続けることはできない。上杉を番組から降板させなければ電事連はスポンサーを降りる」と番組プロデューサーに圧力をかけてきました。
でも、朝日ニュースターのプロデューサーは、これを拒否。なんとか番組は続くことになりましたが、今はスポンサーが付いていません。

私のような個人に対しても電事連の圧力は、ここまで凄いのですから、他の人たちも、もっと凄い圧力をかけられています。
つまり、記者クラブと違うことを言う人間は、全部「消せ!」ということです。

自分が当事者でありながら、何か映画の世界にいるような不思議な感覚になるのですが、実際、起こっていることです。
これが日本の今の(報道の)状態です。

だから情報公開しないことによって、70年前の大本営の発表とまったく同じことが起こっている。
当時は官邸政府、関東軍、陸軍、そして軍部、そして新聞が一体となって国民を戦争に駆り立てたのです。
政府、軍部、新聞も、みんな日本軍が劣勢であることを知っているのに、ガダルカナルで玉砕しても、「勝った、勝った」とやって、その結果、どうなったかというと、240万人の命が失われたわけです。

今も70年前と、まったく同じことをやっているのです。

東電(=電事連)は、官邸、枝野官房長官ですね、彼に嘘の情報を流し続け、官邸は、それを嬉々として伝え、いままで、ずぅーっとこうして嘘をつき続けているのです。このことは、多くのマスコミの人間は、とっくに気づいていると思います。

この東電の嘘、それに政府が踊らされているとも知らずに、「安心で、安全です、放射能は大丈夫です、あげくには、食べても大丈夫です」と言っている。

原発からの汚染水の排水についても、「ただちに問題はありません」と言っています。
さらには、「汚染水の海洋漏れの原因を発見するために、入浴剤を入れた」と。
恐ろしいことですが、入浴剤を撒けば、当然、拡散されてしまいます。

そういうことも、普通に発表するわけです。
そして、通常の環境基準の1000倍の濃度を、「安心です、低濃度ですから」と言っています。
それを無批判に報道したのが民放のテレビ局です。

つまり、(大変なことなのに)まったく批判せずに、そのまま報じたのです。

スポンサーになってもらっているテレビ局、新聞は「安心です、日本人は海草などのヨウ素食品をたくさん食べているから、放射性ヨウ素に強いんだ」と報道しているのです。

原子力発電所のPR館に行けば、「ぼくプルトニウムのプルト君」のマスコット・キャラクターを使った洗脳ビデオを使って、子供たちを騙してきたわけです。

(管理人:親を騙すためには、子供を騙します。子供が、プロト君ってかわいいね、といえば、親は逆らえないのを知っているのです。これがセオリーです)
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プルト君は、「僕が人体に影響を与えることは考えられません」と言っています。


それなら、東電の幹部たちは、プルトニウム・ジュースを飲んでみてください。「天罰発言」の石原も水道水を飲んだし、菅直人も、かいわれ大根を食べたし。
こんなことを子供に教えるなどは犯罪そのものです。

北電の電発PR館「とまりん館」で核燃料を見学者に渡すクレージーな職員


こうなると、馬鹿を通り越しています。
原発推進者は頭が狂っている。


「津波でメルトダウンは絶対に起こりえないから、国民は安心しろ!」 
原口一博元総務大臣




この御仁は、「日本の原発は海抜13m以上の場所にあるから、絶対に津波にやられない。だから、メルトダウンなどは起こるわけがない」と力説していました。
彼の趣味はtwitterです。

この人の問題点は、この記事で書いています。下のほうに出てきますから、読んでみてください。

彼は、政治家というよりサラリーマンです。自己保身で汲汲としていますから、国民のことなど、まったく考えていません。口だけは、まことしやかなことを言っていますが、いずれ正体を露わすと書いています。

国民が知らないうちにクラウド・コンピューティングを導入し、政府の機密情報を「雲の上」に持っていってしまいました。
そして、何より、日本版FEMAを創設することが悲願でもあるようです。

こういうのは、どうしたらいいんだろう。
少なくとも、早く国政の場から去っていただくことでしょうね。何をやるかわかったものではありません。国民にとっては危険すぎます。

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上杉氏の続き

これが、どうなったかというと、日本の政府だけが原発から半径30kmでオーケー。世界中の政府は半径80kmという、ゆがんだ構図になっています。

そして大本営と別なことを言うと、不謹慎、非国民とレッテルを貼って締め出してしまうのです。
残念ながら、大本営発表を鵜呑みにしてきた政府、大マスコミの言うことは間違っていて、フリーランス・ジャーナリストの言うことが正しかったわけです。
だから、政府の発表とは裏腹に、今、こんな大変なことになっているわけです。

テレビ・新聞が報道してきたことは、180度間違っていました。

こうことに気づいていないのが、今の日本の国民、そして政治家たちです。

IAEAは地震後、2日目に日本に来て「政府は、ちゃんと情報公開してほしい」、クリントン国務長官も「日本は情報公開していない」、ドイツの首相、メルケルも同様なことを言っていました。

にも関わらす、日本のテレビ・新聞は都合の悪い情報として報じませんでした。
で、(日本のメディアは)海外のメディアは、デタラメだ、と言っていた。つまり、海外の政府のことを、ですよ。

で、昨日、明らかになったのは、ずぅーっと海外メディアが言っていた、つまり、放射能の線量、それが飛んで着地したモニタリング・ポストの数字をシュミレーションしたもの、これは、ノルウェー、フランスとドイツが、ずぅーっと出していたものですが。
これについて、根拠がない、根拠がない、と日本のテレビ・新聞は言っていたのです。

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そこで、今日、驚いたのは、根拠が分かりました。
3月11日から、IAEAに日本の気象庁がデータを提出していたものだと分かったのです。
気象庁は、自分たちの国にはデータを開示しないで、IAEAには提供していたのです。
(日本の)政府は、このデータを持っていると思います。


政府は、それを隠して「安全です」と言っていた。
世界中が危ない、と言っていた。「世界中が、福島は危ないと言っているが、それは嘘だ」と(日本のテレビ・新聞は)言っていたのです。

自分たちが持っていたデータを、自分たちで否定していたのです。読売新聞が、やっと書きましたけど。

読売新聞 4月4日14時30分配信 yahoo!ニュース(以下、全文掲載)
日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、気象庁が同原発から出た放射性物質の拡散予測を連日行っているにもかかわらず、政府が公開していないことが4日、明らかになった。

ドイツやノルウェーなど欧州の一部の国の気象機関は日本の気象庁などの観測データに基づいて独自に予測し、放射性物質が拡散する様子を連日、天気予報サ イトで公開している。日本政府が公開しないことについて内外の専門家からは批判が上がっており、政府の原発事故に関する情報開示の在り方が改めて問われて いる。

気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもの。国境を越える放射性物質汚染が心配されるときに、各国の気象機関が協力して拡散予測を行う。

同庁では、東日本大震災当日の3月11日から毎日1〜2回、拡散予測を計算している。具体的には、IAEAから送られてきた放射性物質の放出開始時間や 継続期間、どれくらいの高さまで上ったかを、風向きや天候など同庁の観測データを加えた上で、スーパーコンピューターに入力し、放射性物質の飛ぶ方向や広 がりを予測している。

最終更新:4月4日(月)14時30分

(管理人:
当ブログでは、日本のメディアからは正確な情報を得られないことに気がついていました。どうも、おかしい、と。それで、海外メディアから情報を得ていました。それは正しかった)



上杉氏の続き
こんなことは、1ヶ月前に、みんなやっていたことです。
これに騙されて、もとは、防ぐことができた福島第一原発の事故を大きくしてしまったのは、枝野官房長官、菅総理などの官邸なわけです。

で、最大の問題は、最初に言いましたように、震災自体は、どうにも避けられません。ところが、福島第一原発に関しては、つまり、核の問題に関しては、世界の問題です。

海洋汚染ー 食物連鎖の中で、これからセシウムの濃縮が始まる

特に、海洋汚染に関しては、今は、マスコミは、ヨウ素のことばかり言っていますが、ヨウ素は半減期が8日ですから、たいしたことはないんです。
問題は、2週間以上前から言われていますが、セシウムです。セシウム137の半減期は30年です。
それが、当然ながら、食物連鎖がありますから、繰り返し繰り返し濃縮されていくわけです。

魚は、大型のマグロなどは世界中の海洋を回遊していますから、全世界の漁業に打撃を与えるだろう、と。
そして、それは海産物のみならず、海という世界共通の資源にとって大打撃となるのです。

故意に海を汚染させている日本の政府、東電に対して、世界は怒りだしているのです。

なぜなら、数週間前に、フランス、ロシア、アメリカ、IAEA、WHOが、お手伝いしましょうか、と何度も言ってくれているのに、菅総理は政府と東電だけで、できると言って、結局、できていないわけです。だから、世界中が怒っているのです。

要するに、完全に犯罪国家に成り下がっている、という認識を持っていただきたいと。それは、政府だけではなく、日本のメディアも、そうです。

ここで、こうなってしまった以上は、とにかく海洋汚染を止め、原子炉をいったんストップさせる、というのが急務です。

昨日、北海道に行ってきましたが、北海道の漁協の話では、海外への輸出は全部、ストップしたと。
つまり、日本から見れば福島ですけれど、世界からみれば「日本」なんです。
日本産の魚介類、農産物は、正直言って、もう終わりです。

半導体も、放射能汚染されてしまえば輸出できませんから。
この認識が政府には、まったくない、と。日本人は、政府も含めて。

で、これは、多分30年から50年くらいかかる。
なぜなら、みなさんは、チェルノブイリのレタスを食べたいという人など、今でもいないと思います。

スリーマイル・アイランド付近の河川で獲れた魚を食べたいという人は、いないと思います。
これが日本で起こるわけです。

チェルノブイリの重大な汚染地域は半径300km。これを日本に当てはめると、福島第一原発から神奈川県の小田原付近まできます。

チェルノブイリ原発事故で、もっとも重大な被害を被った村は、原発から280km離れた村でした。(チェルノブイリ原発の比較的、近くにいた村人たちではないのです)

それは、放射性物質が、風に乗って山にぶつかって、そこに高濃度の放射性物質が舞い落ちて、そこの住民が全滅したのです。

で、原発から50kmにいた人たちは、セーフだった人もいるのです。

だから、気象庁と、日本のテレビ・新聞が発表している「東京は安全です。遠いから大丈夫です」というのは、中性子とかの放射線のことで、空気に乗って飛んでくるものは、距離は直接、関係がありません。

正確に言うと、福島から神奈川県の平塚市あたりまでです。チェルノブイリのときは、そこまで重大な汚染がみられたのです。
そういう認識を、世界各国は持っているからこそ、日本のメディアから見ると過剰だと思える反応をしているのです。

そして、チェリルブイリ原発から半径30kmは、現在でも立ち入り禁止、半径300km圏内からは、今なお、奇形の子供が生まれ、異常な植物、動物が出ているのです。

そして、その広大なエリアの産業は停滞したままです。

チェルノブイリは、レベル7でしたが、世界は福島のレベルが6であると見ています。
しかも、チェルノブイリは原子炉1基だけです。福島は、4基も同時に起こっているのです。

チェリルブイリは25年が経ちましたが、まだ近寄れません。
スリーマイルは外部に放射能漏れがないにも関わらず、7年かかっています。

そういう中で、福島はどうなのか、というと、軽く見積もって30〜50年だろうと。

その間、日本の農産物、海産物を、輸入してくれる国というのは基本的にないと思います。

だから、国家が滅ぼうとしている最中に、その認識が政府、マスコミに全くないというのは、非常に危険なことです。
海外メディアは、1ヶ月前から、このシュミレーションをやっていました。

ワシントン・ポストの記事のコピーをお配りしましたが、最悪の事態を考えて、何ができるか、やるべきかを考えるのが国家の役割なのに、それを放棄して、「安心です、安心です、ただちに健康に問題はありません」と、言い続ける官房長官、それをおだて上げるメディア… まさに、大本営発表をまた、やってしまっているのです。

現在の菅政権では、どんな政策をやっても、はっきり言って国際信用力はゼロです。
菅さんは、悪い人ではないのでしょうけれど、一回、(世界に対して、日本に対して)犯罪行為を行なったわけです。
今の政権は犯罪者の政権です。つまり、犯罪国家になってしまったのです。

北朝鮮が、核汚染の水を流したら、みんな怒ります。
それを世界に無断で、国連海洋法条約に決めてあるのに、世界に通告もせずに、1日で決めて、いきなりやったわけです。4月4日の夜中に。

記者会見には、みんな出ていましたけれど、誰も知らなかったのです。
こういうことをやった政府というのは、海洋汚染犯罪国家ということになり、そんなリーダーをいただいている国家を、世界の誰一人として信用する人はいないでしょう。

地に落ちてしまった日本の信頼を回復するのであれば、まずは、ちゃんとした体勢を組むこと。残念ながら、菅さんでは無理だと思います。

正直に言って、海外の論調からして、菅直人、TEPCO(東電)、日本のメディア… これが今のままでは、日本は国際的なプレーヤーでもないし、信頼される国ではないというレッテルを貼られてしまったようです。日本は、世界に対して加害者になってしまった。

(管理人:
フランスのサルコジ大統領が、血相を変えて日本にやってきたのに、応対した菅直人は、笑顔で愛想を振りまいていました。サルコジは、ニコリともしません。こういう事態、場を読めない、菅直人など、世界は信じていないのです。
第一、政治的パフォーマンスがあるにせよ、真剣な顔をしているサルコジに対して失礼でしょう。あの瞬間から、菅直人は、世界から馬鹿者扱いされているのに、本人は、まだ気がつかないのです)


ここをなんとかしなければならないというのが、政治家のみなさんのやることではないか、と思います。

(管理人:この会場には、ヒマな政治家が何人か来ているようです)

もう、民主党、日本の国会議員全体が、世界から見れば犯罪者になってしまっている。私も犯罪者の一人です。私もメディアの世界の人間の一人ですから。
世界は、そのように厳しく見ているのです。

ぜひ、そのレッテルを早くはずすことを、犯罪者のレッテルをはがすことをやっていただかないと、今、放射能の汚染で苦しんでおられる方々、これから大変であろう漁民の方々、農村の方々、全員が立ち直ることは絶対にできないと思います。

以上です。

ここから、記者、政治家からの質疑応答に入ります。
以降の内容も重要です。時間のある方は、全部聴いてください。

上杉隆氏の公式ホームページ
特に、左サイドメニューの「震災・原発関連」の記事を読んでください。

日本が「海洋汚染テロ国家」になる日

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ここから管理人:

私には、上杉氏の話が事実であることが分かります。

管理人は、日本のメディアの情報は捨てて(引用することはあっても)、海外のメディアや、海外の方々からいただいた情報を自分で調べ、判断して書いてきました。
アプローチ法は違うものの、上杉氏と同じ視点で書いてきた結果、今日の結果が同じ結論になっていることに驚いています。

みなさんは、菅直人が、12日、自衛隊のヘリで福島第一原発の視察に飛び立つ前に外で行なったマスコミのインタビューに答えたときの顔を覚えていますか。

「たった今、福島原発から半径3km以内の避難命令を、半径10kmにしろと命令しました」と彼は言いました。そのときの彼の顔は輝いていました。
私は、この顔を見た瞬間、「これはダメだ」と思ったのです。

半径3kmは、東海村臨界事故のときと同じです。
今回の巨大地震の揺れを体験した人なら、半径3kmで済むはずがないことは正常な人間なら、誰でもわかることです。10kmでもダメです。

菅直人には、そんな常識もセンスなかったからです。

このブログでは、早いうちから半径30km圏外は安全だ、などという政府、大マスコミの言うことなど信じることなく、自主避難すべきだと書いてきました。元気なうちでなければ避難行動に移れないのです。

とても厳しい言い方ですが、菅直人、枝野のノーテンキな顔を見た瞬間、マスコミは福島の地域住民に、そのことを警告すべきだった。遅すぎたのです。大マスコミの誰一人として、そこまで直感力を持った人はいなかったのです。
知っていたのは、フリーランス・ジャーナリストたちだけだったのです。

人気キャスターも、タレントまがいの女子アナも、一様に「政府の言うことが正しいです。風評被害に惑わされないように」と言っていました。
風評被害は、マスコミ自身が作り出したものなのに、それを国民のせいにして責任回避です。こういうキャスターたちこそ、厚顔無恥という形容がぴったりです。私から見れば、彼らはペテン師です。

結局、菅直人が節電啓発担当大臣に任命した蓮舫も、必要がないと言われている計画停電の宣伝ウーマンにしか過ぎなかったわけです。つまり、東電の犬を買って出た。

やはり、菅直人が任命した辻元清美ボランティア担当補佐官は、もっとひどかった。
阪神淡路大震災のときに、いち早く被災地に入って、「自衛隊は違憲です。自衛隊から食料を受け取らないでください」とメガフォンで被災者をますます窮地に追い込むような行動に出たこの女性は、今回の地震でも、足を引っ張っただけだった。

菅直人は、どうして、こういうときに元在日の人間を起用するのでしょう。
どうしても、菅直人には日本人のメンタリティを感じられないのです。


放射性ヨウ素131についても、赤ちゃん、妊婦に重大な影響を及ぼすことを、政府、マスコミも、いつまで経っても言いませんでした。政府、厚生労働省も、マスコミも、どちらかというと、これを封印しようとしたキライさえあるのです。

たまらず、18日に【子供を守るため、遠く避難している人たちがいます】の記事にしたのです。すると、そんなに煽るな、というメールが数通来ました。

「なぜ、私が煽っていると思うのか」については、「苫米地という有名な心理学者が、放射能汚染は心配ない」と書いているからだ、と言うのです。それが理由だと言うのです。

ぼったくりの“霊験あらたかな宝石”をネット販売している人間、それも、放射能のことなどまったく知らないで、勝手なことを書いている人間の言うことを信じるというのです。苫米地氏が有名だから、という理由で。

近畿大学教授(放射線生物学)の伊藤哲夫氏などは、先頭を切って「54100ベクレルのほうれん草など、まったく健康被害はないので、どんどん食べてください」と、ニュース・ショーに出るたびに連呼していました。

東電は、こうした連中にギャラを払ったほうがいい。今後も、何かの役に立ってくれるでしょうから。

飯館村の子供、妊婦の自主避難の決定についても遅すぎます。すでに重大な健康被害を受けてしまっています。赤ちゃんが心配です。
村長は、決断が遅すぎました。

市町村名は出しませんが、いまだに「政府が、強制退避なら、そうはっきの言って欲しい。自主避難なんて、あいまいな言い方では、我々はどうしていいのか分からない」と言っている首長がいます。
私は、驚いて開いた口がふさがりませんでした。

補償のことなど、後でいい。住民のことを本当に心配しているのであれば、蛮勇と言われようとも、首長の権限を使って強制的に退避させるべきだったのです。

「自主避難では補償が出ないから」? ということらしい。馬鹿げたことです。ガンになってから補償を満額もらっても仕方ないでしょうに。
まことに気の毒なのですが、菅政府、マスコミは、頭の中できっぱり捨て去り、自分で決断すべきだったのです。

放射性ヨウ素の危険性については、遅しの感がありますが、それでもテレビで扱いだしたことは良かったです。

しかし、菅直人が国際条約を破って、勝手に高濃度の汚染水を海に流してしまったことで、今度はセシウム137による食物連鎖の心配が出てきました。
そして、その海洋への放出は続くのです。

それも仕方のない措置だった?
違います。
汚染回の問題は24日頃から取り沙汰されていたのですから。

要するに、全体を把握し、次にどんな事態が想定されるか、というイメージ力がまったくないのです。次に備える、という思考がない。だから、「そうなったときに考える」で場当たり的な対応を続けてきたので、被害が、どんどん拡大しているのです。

今すぐ、世界に対して菅直人は、心を込めて謝罪しないと、日本の国際的な居場所はなくなってしまうでしょう。

チェルノブイリ原発事故の5年後に、ソ連は崩壊しました。
そのお陰で、旧ソ連は世界に対する賠償を反故にすることができたのです。別な国にしてしまったのですから、知ったこっちゃない、のです。
ゴルバチョフは、ノーベル平和賞をもらいました。

米国も、いずれ、この方法で世界に対して、堂々と債務不履行を行なうことでしょう。

これを陰謀だという人が出てきました。
確かに、そうかも知れません。
しかし、根拠を出さなければ妄想病で終わってしまうのです。大変、残念なことです。
調べて分析する能力がないのであれば、何も前に進まないばかりか、妄想の連鎖を生み出してしまいます。
そうなるのが嫌なら、もっとも、しっかり調べて根拠を出すことです。期待しています。

「自分のブログだけが正しいから、他のブログは読むな」というブロガーが出てきたことに警戒しています。

心底、人に本当の事を気づいてほしいと思っているなら、逆のことを言うはずです。
そういう人たちに、気をつけてください。

テレビ報道のキャスターたち、女子アナたちが、当初、言っていました。
「政府の言うことだけが正しいので、みなさん、惑わさないでください」と。

そして、政府は大嘘を言っており、マスコミが、そのお先棒を担いでいたことが、今になって、はっきりわかったのです。
今、同じようなことを言うブロガーたちが出てきたのです。

「自分を信じろ」。

忘れないでください。
そういう人が「トラスト・ミー」と言うときは、他人に向けて言っているのではないのです。自信がない自分に対して言っていることに気づいてください。

自信がある人間は、そんなこと言おうなどと考えもつかないのです。

最後に、少し気分が明るくなるような材料を。
閲覧者の方に教えていただいたものです。
アイドルの中にも、しっかりした子がいますね。自分で書いているようです。
「危険なのはバカな厨房2年の私でも分かる!!」

しかし、気象庁には笑いました。
文部科学省の拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」の情報非公開措置も、きっとそうかも知れません。

今まで、税金をたんまり使って調査・研究を続けてきたのに、こんなときになると一切、情報を出さなくなってしまったのですから。
【福島第一原発 情報隠しは許されない】

東電に騙されづくめの菅内閣は、世界の笑いものになってしまいました。
枝野は、いまや、世界一の有名人でしょう。
しかし、大部分の日本国民は、まともです。
いい迷惑です。




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