広島・長崎の原爆による影響を50年以上にわたって調査した結果、放射線の人への影響が次第に明らかになってきました。短時間に大量の放射線を被ばくした場合には、次のような症状が現れることがわかりました。
がん以外の症状
放射線の量
(ミリシーベルト) |
影 響 |
3000〜5000 |
60日以内に半数の人が死亡 |
500以上 |
嘔吐、脱毛、白血球減少等の症状 |
150以上 |
精巣の一時的不妊 |
がんの発生
200ミリシーベルト以上の大量の放射線を短時間に被ばくした人には、がんが発生する可能性があることがわかりました。その発生割合は、被ばくした放射線の量とともに増加しています。
一方、200ミリシーベルト未満の少量の放射線で、がんが発生するか否かについては明らかになっていません。
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