8日の3大世界戦で防衛に成功したWBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(34)とWBC世界スーパーフェザー王者の粟生隆寛(27)=ともに帝拳=が9日、神戸市内のホテルで一夜明け会見に臨んだ。防衛に失敗し、進退について微妙な発言をした前WBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(30)の現役続行を熱望した。
「長谷川君が決めることだけど、30代の王者も多いし、しっかり休んで、またやってほしい」と西岡。名王者ウィラポンとの4度の死闘、アキレス鍵断裂などを経て34歳の今も進化を続ける王者の言葉だけに説得力がある。一方、長谷川を兄貴分と慕う粟生も「ボクがさらに強くなることで、長谷川さんを元気にさせられると思う」と熱いエールを送った。 (竹下陽二)