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【サッカー】

浦和ペトロビッチ監督が猛反発 南米選手権参加に苦言!

2011年4月10日 紙面から

南米選手権への参加可否について語る浦和のペトロビッチ監督=9日、さいたま市内

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 浦和のゼリコ・ペトロビッチ監督(45)が9日、日本サッカー協会が出場辞退を申し入れた南米選手権(7月、アルゼンチン)へ一転して参加する方向で再調整していることについて「宣伝、コマーシャルのためだけで(大会参加を)決めてしまうのは残念だ」などと猛反発した。

 協会側の方針転換について、ペトロ監督は「理由は言えないが、行くだろうと思っていた」と意味深に指摘。「もしかしたら、スポンサー、テレビ放映に関する収益(の見通し)も行かざるを得なくなった理由かもしれない」と、裏を読んで痛烈に批判した。

 東日本大震災の影響で7月にJリーグの開催が決まり、国内の主力による代表を編成することが困難となった。加えて、代表選手は今年1月にアジア・カップも戦っていることなどを挙げ、指揮官は「こんなに過密なスケジュールを持っているのは日本だけだ」「(協会の)上の人たちは選手ではなく、自分たちのことしか考えていないのかもしれない」と語気を強めた。

 また、招集の拘束力を与えられる特例措置により、欧州クラブに所属する選手だけで編成するプランに関しても、ペトロ監督は「最高のパフォーマンスには的確な休養が必要」「(参加すれば)選手がケガをするのは時間の問題だろう」と懐疑的な見方を示した。指揮官の心からの訴えを、協会はどう受け止めるか−。 (松岡祐司)

 

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