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【大リーグ】

西岡、来月中旬に復帰も… 本拠地開幕戦に松葉づえつき登場

2011年4月10日 紙面から

 【ミネアポリス穐村賢】長期離脱の事態はまぬがれた−。左すね腓骨(ひこつ)を骨折したツインズ・西岡剛二塁手(26)が8日(日本時間9日)、本拠地球場内で精密検査を受け、手術の必要はないと診断された。全治は4週間から6週間の見込みで、早ければ5月中旬から戦列復帰できる見込み。本拠地開幕戦のこの日は松葉づえでグラウンドに姿を見せた西岡は、対戦相手のアスレチックス・松井秀喜外野手(36)からも激励を受けた。

 背番号1の姿が何とも痛々しい。本拠地開幕戦のセレモニー。今季、ツインズの売り物だった西岡は松葉づえをついて登場し、ファンからの声援と拍手を受けた。

 「ケガをしている姿しか見せられなかったがツインズに迎え入れてくれた声援はうれしかった」

 7日のヤンキース戦で守備の際に左すね腓骨(ひこつ)を骨折というわずか6試合目のアクシデント。守備でいきなり“洗礼”を浴びた格好だが、西岡は「一日も早い復帰を目指す」と気持ちを切り替えた。この日は球場内で精密検査を受け手術の必要もなく、患部はギプスで固定せず痛みと腫れが引くまで松葉づえを使用。今後は球場内で治療とリハビリを行う予定だ。

 ただケガの程度は不幸中の幸いといっていい。ガーデンハイアー監督は「一番いいシナリオで4〜6週間」と早ければ5月中旬の復帰を示唆。

 長期の戦線離脱は避けられた。2009年にレイズの岩村(現楽天)が同様に走者と交錯して左膝靱帯(じんたい)を断裂し、シーズンの大半を棒に振っており、西岡は「靱帯(のけが)とかじゃなくてよかった」と安堵。自慢の俊足に影響する後遺症の心配も皆無といっていいだろう。

 悪夢から一夜明けた西岡は、再び気持ちを高めて口を開いた。「医師と話しながら(復帰を)急ぎたい」。次こそ元気な姿を本拠地のファンの前で披露する。

 

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