陸上自衛隊西部方面隊(熊本市)は7日、東日本大震災の被災地支援のため、九州在住の即応予備自衛官127人を福岡駐屯地(福岡県春日市)に招集した。9日、宮城県に向けて出発する。
即応予備自衛官は普段、民間企業などで働く元自衛官。年30日間の訓練を受け、災害などの際、現職自衛官と復旧作業などの任務に当たる。九州での招集、派遣は即応予備自衛官制度が始まった1997年以来初めて。
今回は福岡、佐賀、長崎、大分、沖縄の5県が対象。20-50歳代の調理師や看護師、高校教諭などが集まり、女性は10人だった。9日に福岡をたつ一行は、11日に宮城県北部に入り、行方不明者の捜索に当たる。
=2011/04/07付 西日本新聞夕刊=