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練習中に被災の羽生、華麗に復興の舞…フイギュア

スポーツ報知 4月10日(日)8時4分配信

練習中に被災の羽生、華麗に復興の舞…フイギュア
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華麗な演技を披露する羽生
 ◆フィギュアスケート・チャリティー演技会(9日、神戸市・ポートアイランドスポーツセンター) 仙台市出身の羽生結弦(16)=東北高=は練習中に被災したことを明かし、復興を目指す故郷へ華麗な滑りでエールを送った。

 16年前の阪神・淡路大震災を乗り越えた復興の街で、羽生が“復活の舞”を見せた。今季のショートプログラム「白鳥の湖」に乗せて2度の3回転ジャンプを成功。2700人の観客は総立ちで拍手を送った。

 先月11日の地震発生時は仙台市内のリンクで練習中だった。「立っているのが精いっぱい。すごい恐怖を感じた」。スケート靴で外に出ると、水道管の破裂で道路は水浸し。「自分が住む街が崩壊する悔しさを感じた」と振り返った。

 被災後は避難所で4日間生活し、10日後から練習を再開。仙台のリンクは使用できないため、現在は横浜市東神奈川のリンクで練習している。「スケートを一生懸命やる姿を見せることで、勇気を送りたい」と前を向いた。

 東北高出身で06年トリノ五輪女王の荒川静香さん(29)、福島県郡山市出身の本田武史さん(30)らも参加。6日に仙台市を訪問した荒川さんは「これをきっかけに温かい支援を続けたい」と話し、今後もフィギュア界で募金活動などを継続していくことを表明した。

 この日のチャリティーで集まった1272万7838円は、日本赤十字を通じて東日本大震災の義援金に充てられる。

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最終更新:4月10日(日)8時7分

スポーツ報知

 

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