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【プロ野球】沢村 村田にプロ初被弾 対外試合初自責点も記録2011年4月9日 紙面から
抜けきらなかった。3回2死一塁。巨人のドラフト1位ルーキー・沢村(中大)が村田に投じた初球フォークは、ライナーでバックスクリーン左まで運ばれた。1軍での実戦6試合目、通算21イニング目にして初の自責点。開幕前最後の登板で、ゼロ行進がついに途切れた。 キャンプから使ってきた赤色のグラブをシーズン用のイエローブラウンに替えて臨んだ本番さながらのマウンドで、4イニングを投げて5安打3四球3失点。「直球の威力、制球、バランス、すべてが悪かった。シーズン前にそれが出て逆に良かったと思う」。不完全燃焼で終わった69球をあえて前向きにとらえた。 快投で締めくくれなかったものの、22イニングで自責点3はチームの先発投手で最高の成績。キャンプ、練習試合を通じてルーキーという枠を超えた実力を示した。原監督は「しっかりメニューをこなして開幕を迎えられるから満足」と評価した。 首脳陣の間では沢村に、この日コンビを組んだ加藤を専属捕手としてつける案が浮上している。川口投手総合コーチは「鶴岡ではまかないきれないかもしれない。分業制にする可能性はある」と言及した。沢村にとっては中大の先輩でもある正捕手・阿部を欠いて迎える1年目のシーズン。「しっかりチームの戦力として1年間戦い抜きたい」。公式戦デビューは15日の広島戦(マツダ)になる見込み。登板日に向けて最後の調整に入る。 (永山陽平) PR情報
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