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【芸能・社会】

千昌夫「こんな北国の春になるとは…」 義援金活動「〜気仙沼、陸前高田、大船渡〜三陸救援プロジェクト」

2011年4月9日 紙面から

義援金活動をする(左から)村上弘明、千昌夫、生島ヒロシら=東京・赤坂で(坂本亜由理撮影)

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 歌手の千昌夫(64)、新沼謙治(55)、俳優の村上弘明(54)、フリーアナウンサーの生島ヒロシ(60)が8日、東京の赤坂サカスで東日本大震災の義援金活動を行った。会場では伊藤かずえ(44)、林隆三(67)、榎木孝明(55)らも加わり、募金を呼びかけた。

 千と村上は陸前高田市出身、新沼は大船渡市、生島は気仙沼市といずれも故郷が被災。今回の活動は「〜気仙沼、陸前高田、大船渡〜三陸救援プロジェクト」と銘打ち、集まった義援金は目黒区を通じて気仙沼市に送金され、陸前高田市と大船渡市に分配される。

 生島は先週末、行方不明の妹夫婦を捜すため気仙沼入り。「まだあきらめてないけど、現場に行くと言葉をなくす。もっと大変な人もたくさんいるので、前を向いていくしかない」と気丈に話した。

 知人を何十人も亡くしたという千も「震災後に『北国の春』を歌ったとき、♪しらかば〜より先に、おえつが…(込み上げてきた)。こんな北国の春になるとは思わなかった」と言葉を詰まらせた。

 

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