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【大相撲】

蒼国来、星風を“クロ”認定 特別調査委

2011年4月9日 紙面から

 大相撲の八百長問題解明にあたっている特別調査委員会(座長・伊藤滋早大特命教授)が、中国内モンゴル自治区出身の幕内蒼国来(そうこくらい、27)=荒汐=と、モンゴル出身の十両星風(27)=尾車=の師匠に対し、八百長に関与したとして“クロ認定”を通告していたことが8日までに分かった。

 特別調査委は先月末に一度は2人に対しクロ認定したが、継続調査が必要として1日の理事会には報告せずに再調査していた。9日に東京・両国国技館で開かれる特別調査委員会であらためてクロ認定が報告され、近日中に開かれる理事会で引退勧告を受ける見込み。師匠にも降格処分が下されることになる。

 星風に関しては新証言が決め手になった。退職した元竹縄親方(元幕内春日錦)とは別に、今年の初場所で対戦した力士が証言。蒼国来は昨年夏場所の春日錦戦を認定した。

 これまで八百長を認めた3人は2年間の出場停止処分を受け、認めなかった20人は引退勧告処分を受けた。そのうち谷川親方(元幕内海鵬)が退職勧告に従わず解雇処分となっている。

 特別調査委は星風と蒼国来以外の力士も調査対象としているが、ある特別調査委は「具体性がない」としており、今後の継続調査は見送る方針。

 新たに処分を受ける2人が引退勧告に従わない場合、解雇となるが、その場合は提訴に踏み切る可能性もある。谷川親方に現時点では提訴に向けた動きはなく、2人が、もしくはうち1人が訴訟に持ち込むようならば、初のケースとなる。

 

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