一緒に「保守」を勉強しましょう!
みなさん、一緒に「保守」を勉強しましょう!
昨日、ある人と話をしていて、私の話が難しいと教えていただきました。それでは運動にならないので、カンタンにやさしく説明していこうと思います。
「保守」の意味はただ一つです。
「はさみ」という名詞には対応しているのは、あのチョキチョキと紙などを切る「はさみ」という名の物体のことです。それと同じように「保守」という言葉はある一つの思想を表します。人それぞれに「保守」の意味が違うということは、ありえません。
それを前提にこれからお話します。
「自由」という言葉があります。みなさんはこの「自由」という言葉をどのように使いますか?
例えば、いつまで経っても結婚しない40過ぎの娘に、親が「はやく結婚しなさい」と言ったとします。「どんな生き方しようがアタシの自由じゃん」と言う娘。
この言葉使いについてお話します。
この言葉使いは明らかに「保守」の人ではありません。非常に左翼チックです。
また、「どんな生き方しようがアタシの自由じゃん」と言った娘は、単なる開き直りに聞こえます。開き直った時点で、話はできなくなる。「こっちの方が価値ある生き方ではないか?」という話も、この娘には通じません。自由なんですから。私の娘ならこんこんと言い聞かせますが、左翼チックな親なら、この娘の言ったことを「それもそうかもしれないなぁ」と思うでしょう。
本当に「どんな生き方をしようが自由」と思っている人が増えれば、恐ろしい社会になります。
高い報酬をもらって韓国に日本の技術を売る技術者の生き方も自由。
中国の工作員とつながって日本を売る政治家の生き方も自由。
死ぬまでニートを続けるのも自由。
卒業式のセレモニーの最中に隣の人とペチャクチャ大きな声で話すのも自由。
レストランでガキが走り回るのも自由。注意しないのも親の自由。
もっともっとありますけど。 検索したら、こういう人がいっぱい出てきました。
検索 「どんな生き方をしようが自由」
ちなみに、「どんな生き方をしようが自由」と思っている人は、「すべての生き方は等価値である」と思ってるはずです。
学級崩壊が進むのも、
結婚しない人が増えて少子化が進むのも、
売国奴がたくさんいるのも、
悪徳商法が流行るのも、
子どもの学力が年々低下しているのも、
若者がタメグチで話すのも、
市場原理主義をなんの臆面もなく日本が受け入れるのも、
日本が、なんの恐れもなしに「自由」という価値を受け入れているからです。中国や朝鮮から移民が大量に来るのだって、その人の「自由」なのです。この秩序と道徳の崩壊は日本においてますます進むでしょう。「自由」なんだから。
では、「保守」の人は「自由」をどう思っているのでしょう。
保守は「自由」と「秩序」の間で、TPOによってバランスをとります。
自由が行き過ぎると「放埒」になり、秩序が行き過ぎると「抑圧」になるからです。
人と議論をするとしましょう(*^-^) 保守は「言論の自由」などという言葉は使いません。言論は全くの自由ではありませんから。言論にも秩序やルールがあると思っています。言論のルールは慣習、常識と言った方がいいかもしれません。
言論のルールが法律に書いてあるわけではないけれど、相手は年上か年下か、旧知の仲なのか初対面の人か、酒を飲みながらの議論か会議の場での議論か、などを踏まえて言葉や態度などを選ぶべきです。論点すり替えの議論とは議論とはいいません。第三者がいて退屈しているようなら、話題を第三者に転換してもいいでしょう。自分が間違っていたことがわかったら「この部分に関して自分が間違っていた」と言った方が議論は建設的に進みます。というような暗黙のルールがあるでしょう? 公正なよりよい議論を目指さなくてはいけません。
上品な言葉使いが「保守」と思っている人がいますが、それは違います。北斗の拳のケンシロウが「てめえらに今日を生きる資格はねぇ!!」と言う代わりに、「あなたたちに今日を生きる資格はありませんよ」と言ったら変でしょう? なんか変、と思うとき、あなたの常識が働いているわけです。
保守は、価値の序列化をはかります。今この瞬間、どういう言葉を吐いたら一番いいのか。どういう行動をしたら一番いいのか。選択するのは自分ですし、選択の余地の中から「自由」に選んで自分を演出すればいいのですが、選択の余地とは、秩序や常識にかなったもののことです。
私は修行が足りないし、頭の回転が遅いので、うまくいきませんが、少なくとも左翼的な言葉の使い方はしていないはずです。
最後にバークの言葉です。
「秩序も美徳もないフランス革命の自由は、悪徳と混乱以外の何ものでもない。」
「私は人間らしい道徳的な規律ある自由を愛します。」
フランス革命の自由を愛するのか。道徳的な規律ある自由を愛するのか?
左翼か保守かの根本的な考え方の違いは、実はこのへんにあります。
わかった人は手をあげて。。
この次は「平等」について書きたいと思います。
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