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「原発やめるべきだ」 ソフトバンク孫社長 ネットで明言

(04/08 07:31、04/08 10:19 更新)

 孫正義ソフトバンク社長が福島第1原発の事故をめぐり「原発はもうやめ、住民避難も50キロくらいに拡大すべきだ」と発言した。事故後、原発に批判的な声は広がっているが、大手企業のトップがここまで明言するのは珍しく、反響を呼んでいる。

 インターネット放送のユーストリームで3日、発言した。孫社長は、NPO法人原子力資料情報室(東京)がユーストリームに提供している解説番組を知り、福島原発の開発にかかわった元技術者やジャーナリスト田原総一朗さんと対談した。

 番組で孫社長は「今まで原発推進の側にいたことを心から反省している」と語り「命のリスクをさらしてまで原発はいらない。命、廃棄物処理を含めたトータルコストでも原発は合わない」とした。

 また、線量計の警告音におびえながら避難所を訪ねた経験も語り「自分の娘だったら殴ってでも逃げさせる。政府が20キロ圏外は安全というなら、官邸や保安院をそこに移したらどうか」と憤った。

 さらに、太陽光発電などのコストダウンは進んでいるとして「今変えないと、また懲りずに原発を繰り返す」とも警告した。

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