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[事件]ニュース
【山口組組長出所】組織の不透明化加速も
2011.4.9 16:42
指定暴力団山口組は6代目の篠田建市(通称・司忍)組長(69)体制になってから警察との対決姿勢を強め、実態を隠しながら組織を広げてきた。篠田組長が今後、どのように運営に関わるかは不明だが、約5年半ぶりの出所を機に幹部の若返りなど組織刷新を進めた場合、不透明化が加速することも懸念される。
「警察と会わない」「警察に人や物を出さない」「警察を事務所に入れない」という6代目体制の方針は「3ない主義」と呼ばれる。組長不在中に組の運営を担ったナンバー2の高山清司被告(63)=恐喝罪で起訴=も、同じ路線。組長出所までに弱体化させようと摘発を強化してきた警察は、トップ3を一時的に不在に追い込むなど成果をあげた。組は昨年末の恒例行事を中止するなど混乱したが、大阪府警の捜査員は「今後マークしていない若手が新たに登用されれば、内部がますます見えなくなる」としている。
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