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東電、計画停電を原則打ち切り 当面は6月3日まで実施せず

産経新聞 4月8日(金)12時13分配信

 東京電力は8日、地域や時間帯を決めて電力供給を止める「計画停電」を、当面は6月3日まで原則、実施しないと発表した。定期検査で停止中の火力発電所が相次ぎ稼働して供給力が増しているほか、平年より気温が高めに推移し、暖房需要が減ることから、供給に不安がないと判断した。

 東電によると、企業や家庭の節電なども寄与して、4〜6月前半までの電力需要は最大でも3800万キロワット程度で推移すると見込んでいる。一方、供給力は、停止した発電所の復旧などで3900万〜4200万キロワットを確保する見通しで、「一定の余裕をもって電力を供給できる」(藤本孝副社長)と説明している。

 ただ、夏場は厳しい状況も予想される。冷房需要が伸びる夏場は、最大電力需要が5500万キロワットと見込まれる一方、東電の供給力は4650万キロワットと、1千万キロワット程度の供給不足が生じる見込み。このため、東電は火力発電所の復旧を急ぐほか、ガスタービンの緊急設置、自家用発電設備をフル活用し「最大5000万キロワット程度の供給力確保を目指す」(藤本副社長)。また需要面でも企業や家庭向けに節電を呼びかけ、夏場も、計画停電の不実施を目指すとしている。

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最終更新:4月8日(金)17時9分

産経新聞

 

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