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[27061] 【習作】Fate×IS【再投稿】
Name: ドレイク◆f359215f ID:613a5057
Date: 2011/04/08 23:50
新たに書き直した一話が書きあがったので再投稿いたします、これからもご指摘・ご感想を頂ければ幸いです。

4/8 第一話投稿



[27061] 第一話
Name: ドレイク◆f359215f ID:613a5057
Date: 2011/04/08 23:50

 <第一話>

 懐かしい夢を見た。偽善と知り、滅びの道と知り、それでもなお綺麗なものがあると信じ、正義の味方として突き進んだ。
 その果てにあった、当然の帰結。魔術の師でもある最愛の女性との別れ、熱狂と怨嗟の声に満ちた処刑場、振り下ろされる断罪の刃。途切れ、奈落へと落ち往く意識、二度と目覚めぬ眠りであった、筈だった。
 夢の内容は自身の死に際、死んだのであれば次などない、終わるから死なのだ。夢でしかありえぬ筈の事象は、かつて自分が歩んだ道だ。なのにそれを夢として見れる、その異常さ、どうやら自分はつくづく出鱈目なことに縁があるらしい。
 そんな事を思いつつ、―彼―ではなく、―彼女―は布団から出る。赤い髪を伸ばした少女―少女というには不釣り合いな落ち着いた雰囲気がある―は着替えを済ませ、朝食の準備を手伝うために台所に向かった。

 台所では母親が朝食の準備をし、父親が新聞を読みながら食卓に着く、ありふれた、だがかつては経験したことのない普通の家庭、それを見ながら、自身が二度目の人生を生きていることを実感する。
 この二度目の人生をどう生きるか、それはまだ定まっていない。かつてのように正義の味方として生きる、それも考えた。だが、両親は前世―衛宮士郎―のことなど知らぬし、今の自分は結果的にとはいえ、この体を奪って生きているようなものだ。だから、早死にする生き方はしたくない。先のことはまたいずれ決めるとしよう。そう考えていると、テレビではあるものを映していた。
 
 まるで、漫画やアニメに出てきそうな機械を身に纏った女性が、華麗に空を舞う。現実味ののない光景は、れっきとした現実だ。
 
 IS<インフィニット・ストラトス>、もとは宇宙開発用に作られたそれは、ある事件で一躍脚光を浴び、今では世界各国の軍事の中枢を担う兵器だ。また、女性にしか扱えず、女尊男卑という考えを広めたきっかけでもある。

 この時はまだ、自分がISにかかわるとは欠片も思っていなかった。



 数ヵ月後、私はドイツにいた。第二回IS世界大会『モンド・グロッソ』の観戦ツアーを両親がテレビの懸賞で当てたからだ。
 各国の最新鋭機体によるど派手なバトルはかなりの見ごたえだった。それだけで済めばいうことなしだったんだが、あいにくと私は出鱈目なことと同じくらい、厄介事にも好かれる性質らしい。
 
 目の前で現在進行形の誘拐現場に遭遇し、つい口癖が出た。

「なんでさ……」

気持ちを切り替えた私は、魔術で視力を強化して、誘拐犯の追跡を開始した。


=================


織斑一夏は膝を抱え、恐怖に震えていた。最愛の姉、織斑千冬が第二回IS世界大会『モンド・グロッソ』に出場するため一緒にドイツに来ていたのだが、大会開催中に正体不明の連中に拉致され、どこか見知らぬ廃工場に監禁されているのだ。
これからどうなるのだろうか、千冬姉は心配しているんじゃないか、ひょっとしてもう千冬姉には二度と会えないんじゃないか、そんな思考が頭の中を駆け巡っていた。


――そんな時だった、廃工場のひび割れた窓ガラスを突き破り、ナイフが数本床に突き刺さった。


当然、誘拐犯たちは警戒したものの、さすがにナイフがいきなり、小規模とはいえ爆発を起こすとは予想がつくはずもなく、爆発の光と舞い上がる粉塵で視界が塞がれる。
その様子は一夏にも見えていた、すると、粉塵の中から怒号と何かが倒れる音が聞こえてきた。
視界が晴れた後に見えてきたのは、つい先ほどまで一夏に恐怖を与えていた誘拐犯たち、そいつらがかすかなうめき声を上げながら倒れ伏す姿、そして――


――赤い髪をたなびかせ、両手に白と黒の双剣を持った、少女の姿だった――


事態の展開に思考が付いて行かなくなる一夏、目の前の少女が何者なのか、そんな当然の疑問すら浮かばず、茫然としていた。

「大丈夫か、君。待っていろ、今、戒めを解く」

その言葉道理に、近づいてきた少女が手に持った剣で一夏の戒めを切る。
戒めを解かれ自由になった一夏は、立ち上がりながらいまだまとまらぬ思考の中、とりあえず感謝の言葉を発した。

「ありがとう………助かったよ」
「ふむ、怪我はないようだな。せかすようで悪いが早くここを離れよう」

少女の言葉で、一夏はいまだ安心できる状況ではないことに気付く。そうだ、誘拐犯たちの仲間がまだいるかもしれない、一刻も早く安全な場所に行かないとまずい。

「うん、わかった、早くここから―――――」


「――――そううまくいくと思ってんのか? 糞餓鬼ども」


一夏と少女の目論見は、第三者の声であっけなく打ち砕かれた。
声の方向にいたのは一人の女性、ただし、ただの女性ではなかった。
背部から八本の装甲脚をはやした、機械の鎧、それは間違いなく世界最強の兵器


―――――ISだった―――――


もはや一夏の精神は限界だった、ISなんか出てきたらもうお終いだ、ここで俺は死ぬんだと、生き残ることさえあきらめていた。


――そんな一夏をかばうように、少女が一夏の前に、まるであのISから守るように立ち塞がった――


あまりにも理解できない行動、これじゃまるで少女がISと戦うみたいじゃないか。
そんなの無茶だ!! そう言おうとした一夏に対し少女は振り向き――


「安心しろ少年、君は必ず私が守る」


――笑顔でそう言ったのだ。


本来ならそんな言葉、妄言の類だ、いったいどこの誰がそんな言葉を信じるだろう。
けど、一夏には、少女のその言葉を妄言とは思えなかった。
理屈も何もかもなく、まるでアニメとかに出てくる正義の味方のような頼もしさを一夏は感じていた。


――だから、そんな彼女を応援するために――


「がんばれよ!! 正義の味方が悪者になんか負けるな!!」


――なんて言ったのだ――


その言葉をどう感じたのか、少女は苦笑して――


「フッ、そこまで期待されてしまっては無様はさらせないな。全力を持って応えるとしよう」


そんなことを言いつつ、改めてISと向き合った。


=================


「世迷言は終わりか、餓鬼ども」

志保の目の前には、殺気を纏いまるでこちらを射殺さんとばかりに睨みつける女、ISを纏ったその姿は正に、形状も相まって悪鬼羅刹をほうふつとさせる。

「辞世の句など詠んだ覚えはないのだがね」
「なめてんのかテメエ、織斑一夏はともかくテメエはどうでもいい、さっきから世迷言いってくれた礼だ…………あの世に行って来いや!!」

憤怒の言葉とともに、女はISの装甲脚のうちの一本をこちらに振り下ろす、轟音とともに振り下ろされる大質量のそれは、今の志保どころか、大の男すら直撃すれば血肉をあたり一帯にまき散らすだろう。
もちろん、志保にはそんな代物、直撃させてやる義理など寸毫もない。
両手に持った双剣で、直に防御するのではなく、攻撃が当たる瞬間に刃をひねり力をいなす。
ベクトルをそらされた一撃は、志保ではなく足元の地面にあたり、小さなクレーターを作るにとどまった。

「ハッ!! やるじゃねえか餓鬼ィ!!」

今の回避を偶然ととらえたのか、女は嘲るような笑みを浮かべながら地面にたたきつけた装甲脚を振り上げる、再び迫る死の一撃、しかし、それもまた双剣によっていなされ空振りに終わる。

「糞ったれ!! 往生際が悪いんだよ餓鬼ィ!!」

二度も不発に終わったことに業を煮やしたのか女は、装甲脚をもう一本攻撃に加える。
八本すべてを攻撃に使わないのは、ISに乗りながら生身の少女に全力を揮うことをよしとしなかったからか、いずれにせよ、攻撃の手が二本に増えたところで志保には意味はなかった。
二対の旋風、人一人など木っ端みじんにしかねないそれ、事実、地面にたたきつけられるそれは小さいながらもクレーターを作り、床に散らばる廃材をまるで飴細工のようにひしゃげさせる。
しかし、それを志保はいなし続ける、すぐ目の前に絶死の鋼の旋風が通り過ぎても眉ひとつ変えず、冷淡に、冷静に、まるで単純な流れ作業をやっていると言わんばかりに攻撃をいなし続ける。
さすがに傷一つ負ってないというわけにはいかず、頬や腕などには切り傷がいくつもできているが、さほどダメージを追ってないのは最初と変わらぬ体捌きを見れば一目瞭然だった。

「全く、こんなガキに本気で行くことになるとはよおっ!!」

さすがに、ここまでくれば女も出し惜しみをしている余裕はなかった。
一夏と志保は知らないが、この女、オータムの目的は一夏の誘拐そのものが目的ではない、本来の目的は一夏の姉、織斑千冬をおびき出すことだ。

――第二回IS世界大会『モンド・グロッソ』の決勝戦を棄権させて――

そう、今回の事件の黒幕はドイツの一部の軍高官、ISによって日本に軍事的イニシアチブを取られ続けることを危惧した一部の軍高官が暴走、非合法な手段でもってして日本代表たる織斑千冬の優勝を阻止する。
それがオータムの所属する組織<亡国機業>への依頼だった、つまり、ここに織斑千冬が来ることは最初から想定済みなのだ、当初の予定では適当に金で雇った使い捨ての人員で織斑一夏を誘拐、後は依頼主のほうからころ合いを見計らい織斑千冬に監禁場所を伝える、あくまでオータムはアクシデントが起きた時の保険、なにもする必要などないはずだったのだ。
ところが、どこのだれかも知らぬ少女が現れ、織斑一夏を助け出すなどという超弩級のアクシデントが発生、すぐさまその少女を始末して当初の予定道理に事を運ぼうとしたものの、結果はご覧のとおり、いまだに始末するどころか戦闘などというありえない事態まで起こっているのだ。
強気の言葉を発し、強気の表情でいてもオータムは内心かなり焦っていた。

内心の焦りを隠しオータムは自身の駆るIS<アラクネ>の装甲脚、八本すべてを志保に叩きつける。
さすがにこの数すべては捌けまい、そう判断しての一撃、否、八撃、いくら目の前のガキの技量が並外れていようとそもそも数の差は、二本の腕に対し、四倍の八本、オータムの脳内にはすでに串刺しにされ無残な屍をさらす志保の姿があった。

しかし、その想像、いや、夢想は装甲脚から伝わる衝撃によって霧散した。

「なっ、馬鹿な!!」

驚きの声を上げるオータム、見れば八本の刀剣が、ライフル弾もかくやと言う速度を持って<アラクネ>の装甲脚の攻撃を妨害したのだ。しかもその刀剣はIS用の武装というわけでもない、古めかしい装飾を施した、むしろ、美術館に展示されているほうがお似合いな代物だ。
そんなものがISの攻撃を防いだ、まるでたちの悪い幻覚を見たかのようにオータムの思考はストップする。

「どうしたんだ? まるで狸にでも化かされたような顔だが」

今度はそんなオータムをあざ笑うかのように、志保は厭味ったらしくそう言った。
見下すべき子供にそのようなことを言われ、なおかついまだ戦いを演じている自分への不甲斐無さも混じり、これまでになく怒りをあらわにするオータム。


「ふざけてんじゃねえぞおおぉぉっっっ!! この糞餓鬼があぁっ!!」


怒号とともに、ついに重火器まで発射し始めたオータム、もはや対人ではなく、対戦車、対IS用の威力のそれは、正に鉄の嵐、触れるものすべて瓦礫に変えんとする死の風だった。
機関砲が廃工場の壁に弾痕を穿ち、グレネードが紅蓮の炎を巻き上げる、そんな中では、誰だって生き残れない、その筈だ、その筈なのだ!!


そんな中を志保は走る、走る、走る!!
少しでも足を緩めれば、志保の体などまたたきの間に弾丸に砕かれ、紅蓮の炎に焼かれ消し炭すら残らないだろう。
それでも志保はその猛攻を、自身の異能によって作り上げる刀剣を盾として駆使し、猛攻のわずかな隙を見切り、たぐいまれなる目を持ってオータムの視線からすら射線を読み取って、自身のありとあらゆる技能を以って回避し続けていた。

本来、人一人など即座に絶命してしかるべき攻撃の中を生き伸び続ける志保、余人には到底なしえぬそれは、なにも知らぬ一夏やオータムにとってしてみれば、変な言い方だが奇跡と言っていいほどで、しかし、衛宮士郎の経験・知識・技能を持つ志保にしてみれば、この程度、為し得て当然のことだった。


「こっ、のおおぉぉっっ!! いい加減に死ねえぇッ!!」


その奇跡、オータムにとってしてみれば悪夢のその光景、もはや焦りを隠すことすらできなくなっていた。
当然、そこまで余裕がなくなれば、攻撃も精細を欠く、志保を殺すことしか頭になかったオータムはつい、一か所に過剰な攻撃をしてしまい、舞い上がる爆炎で自身の視界をふさいでしまう。


――その一瞬のすきを見逃す衛宮志保ではなかった――


爆炎にまぎれる形で志保は、自身の背後から刀剣を射出、目標はオータム――ではなくその真上、廃工場の天井だった。
いくらオータムが、激昂しながらも建物の崩落による自滅、などという馬鹿を仕出かさないようにしていたとしても、これだけの攻撃で建物にはかなりのダメージが蓄積されていた。
志保はそこをつき、射出した剣弾で天井の一部を崩落させたのだ。
圧倒的な質量を持つそれは、志保の剣弾で限界を超え、重力に引かれまっさかさまに落下した。
この戦闘で起こったどんな音よりも激しい轟音を響かせ、瓦礫はオータムを押しつぶさんとする。
ISのシールドエネルギーを大幅に消耗しながらも、何とか上半身を出したオータムは自分の体を舐める濃厚な、もはや、物理的な衝撃すら持ちえそうな死の気配を感じ取った



「―――――I am thebone of mysword.<わが骨子は捻じれ狂う>」


――志保は、厳かな雰囲気で、言霊を紡ぐ。

――それは、奇跡の具現、神話の再現、衛宮志保の裡に内包された異能を発現させる鍵。


詠唱とともに、志保の手には黒塗りの弓と、見るものすべてに強烈な印象を与える捻じれた剣が顕現していた。


それを見たオータムは本能で、それの危険を感じ取っていた。
体の裡から、細胞一つ一つが警鐘を鳴らし、ニゲロニゲロニゲロ、と脳内がその一言で埋め尽くされた。
オータムはとっさに、装甲脚をすべてパージ、パージしたそれをすべて自爆させると同時に、瞬時加速<イグニションブースト>を行う、爆風の圧力すらも利用し目の前の死から逃れようとした。


――そして、オータムが回避機動をとると同時に、志保が最後の言霊を紡ぐ。


「―――――偽・螺旋剣<カラドボルグ>」


――その名は、ケルト神話に記された『堅き稲妻』の意を持つ剣、志保の持つ弓から放たれたそれは、名に恥じぬ轟音を纏い、大気を捻じり、切り裂きながら突き進む。

そして一瞬前までオータムをからめとっていた瓦礫を粉砕し、オータムのわずかに横を通り過ぎ、廃工場の壁に大穴をあけながら遥か彼方へと消え去っていった。
オータムは直撃こそは避けたものの、余波で体中がズタボロになり、ISのほうも機能停止寸前にまで追い込まれた、もはやこれ以上この場にとどまってはマズイ、そう判断して先ほどの一撃の余波にまぎれる形で逃走した。


「やつは殺す、いつか殺す、必ず殺す…………」


――復讐を誓う、呪詛をのこしながら――


=================


「…………逃げられたか」

少女の呟きで、一夏はあのISをまとった女性が逃げたのだと理解した。
しかし、ついさっきまで繰り広げられていた光景に、これは夢じゃないのか、そんなことまで思ってしまう。
思はず頬をつねり、痛みを感じ取るとようやくこれが現実だと理解した。

「さて、これだけ暴れたのだ、いつここが崩落してもおかしくない、さっさと外に出よう」
「あ、ああ……」

そういう少女に対し、生返事しかできない一夏、外に出てみれば空はもう夕焼けだった。

「さすがにもう、誘拐犯の仲間はいないみたいだな。そろそろ私も立ち去るとしよう」
「えっ、もう行っちゃうのか?」

一仕事を終えたのだから、あとは帰るだけ、そんな感じで少女はそう言った。
一夏はせめてちゃんとお礼をしたかったのだが、これほどのことをした少女が公の場に姿をさらしたくないのだと気づく。
だからせめて、感謝の言葉くらいちゃんと伝えようと思った。

「あの……、今日はほんとにありがとう、おかげで助かった、えっと―――」

そこで一夏はようやく、目の前の少女の名前すら知らないことに気づく。

「残念だが、名前も秘密にさせてもらおう、感謝の気持ちだけでもありがたくもらっておくことにしよう」
「そっか、わかったよ」
「ああ、そうしてくれ、今日のことは、通りすがりの正義の味方にでも助けられたと思っておけばいいさ」

冗談めかして言う彼女の言葉に、つい笑いがこみあげてきそうになる。

「その様子じゃあ、もう大丈夫そうだな」

その言葉で、別れの時が来たのを察した。踵を返し立ち去ろうとする少女の背中に、一夏はこんなことを言うべきではないと知りつつも、つい言ってしまった。


「あのさ…………、またいつか、会えるかな」


――夕焼けの中、振り返った彼女の笑顔はとてもきれいで、一夏はつい目を奪われた。


「そうだな、縁があったらまた会おう、――――じゃあな、少年」


――そういって、少女は夕焼けが沈むなか、颯爽と立ち去って行った。


立ち去る彼女を見ながら一夏は、彼女にいつかまた会える日が来ることを願っていた。

そして、空の彼方を見てみれば、最愛の姉がISを纏いこちらに飛んでくる姿が見えた。
それを見て、ようやく一夏は、今日が無事に終わったのだと実感したのだった。


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