災害時のペット(インコ)の避難方法
災害から自らの命を守るのはもちろんのこと、ともに暮らす小さな命のことも考えておきたいものです。ここではインコやオウムなど鳥類の避難に関する方法をご紹介します。
■移動はケージで
避難勧告が出た場合はいつ自宅に戻れるかわからないので、できるだけ置き去りにしないで安全な場所に一緒に避難してください。移動するときはいつも使っている鳥かご(ケージ)が一番役立ちます。ケージに入っていれば、もし上からものが落ちてきたとしても、ある程度の衝撃には耐えられます。
■避難所では
鳥が鳴くのを止めさせることはできません。そのため避難所では鳴き声がほかの避難民の方の迷惑になることあります。可能であれば鳥のための場所(車など)を探してみてください。
それが出来ない場合は布で覆って薄暗くして鳥を落ち着かせてください。布でなくとも、新聞や段ボールで代替でき、保温と防音、羽根やふんなどのアレルゲンの飛散を防止することにつながります。
複数の鳥を飼っている場合は移動しやすいように一つのかごに入れましょう。その際、できればケージの中に段ボールなどで仕切りをつけるなどしてそれぞれのスペースを確保してあげることも考えてください。
■与えてはいけないもの
被害の大きい地域ではなかなか物流が復活せず、鳥用の餌も不足してしまう場合があります。しかし、餌がないからといって以下のものは決して与えないでください。
・人間用に味付けしたもの
・チョコレート
・ネギ、タマネギ
・アクの強い野菜(ほうれん草など)
・アボカド
・観葉植物
・アルコール
これらのものは鳥の命にかかわりますので注意しましょう。
■おわりに
復興に伴い被災地にはさまざまな物資が入ってきますが、小鳥の餌まで、なかなか届かないと思われます。そこで平常時から餌を非常用バッグに常備していざというときに持ち出しが出来るようにしておきましょう。
そして小鳥は保温がとっても大事です。避難所などでは暖をとることが難しい場合がありますので、ケージの下に携帯カイロを敷くなど工夫をして保温対策をしてあげてください。
(もん/ハウコレ)
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