Yahoo!ニュース
ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]



ここから本文です
[PR] 月刊チャージャー4月号/逸品のラビリンス「憧れの二足歩行ロボット」

映画やテレビ、CMなど…関西でロケ需要高まる

産経新聞 4月6日(水)22時32分配信

 東日本大震災の被害拡大を受け、関西で映画やテレビドラマのロケ需要が急増していることが6日、分かった。被害の大きかった東北・北関東での撮影が難しくなったためだ。テレビ局や制作会社の窓口となる関西のフィルムコミッション(FC)の1つ、大阪フィルム・カウンシル(大阪FC、大阪市中央区)では、3月のロケ支援件数が27件と単月で過去最高を更新するなど、“関西シフト”が進んでいる。

 「関東でクランクイン(撮影開始)した映画の撮影が難しくなったので、関西でロケ地を紹介してほしい」

 大阪FCの大野聡チーフコーディネーターのところには最近、首都圏の制作会社からこんな相談が相次ぐ。東京近郊でロケ誘致に熱心だった北関東の自治体やFCは災害復興を優先しており、ロケ支援業務は手薄になっている。

 加えて首都圏では計画停電の影響で、スタジオを使ったテレビCMの撮影も難しくなった。こうした事情が、関西でのロケ需要増に拍車を掛けている。

 大阪FCは平成12年、大阪商工会議所と大阪府・市が共同で設立した大阪ロケーション・サービス協議会が前身。毎月の支援件数は15本程度で、「25本を超えるのは異例」という。4月についても、6日時点ですでに15件のロケ支援が内定したという。

 また、兵庫県庁に事務局を置くFC、ひょうごロケ支援Netによると、国内の映画会社が外国人俳優を東京に招いて撮影しようとしたが、福島第1原発の事故を受け、東京での撮影を拒否されたため、急(きゅう)遽(きょ)、阪神間でのロケ地を問い合わせてきたという。

 このほか、滋賀県庁に事務局を置く滋賀ロケーションオフィスや神戸フィルムオフィス、近畿日本鉄道が1日設立した近鉄ロケーションサービスなど他のFCにも、ロケに関する問い合わせが増えているという。

 大阪FCの大野さんは「震災で多くの命が失われたことは不幸なことですが、映画の完成を心待ちにされている方々も多い。これが私たちにできる被災地支援」と語った。

【関連記事】
はるか女川町…大阪で入学式 明るく振る舞う6歳
訪日外国人4分の1に急減 観光・小売業にダメージ
食の安全確保求め、政府に要望書 関西広域連合
梅原、安藤、コシノ…著名人47人がメッセージ
関西から日本を明るく!グリコのネオン再点灯
震災に“便乗”した詐欺事件が急増 悪徳業者見抜く目を

最終更新:4月6日(水)22時32分

産経新聞

 

この話題に関するブログ 1件

関連トピックス

主なニュースサイトで 地方ロケ情報 の記事を読む

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

PR

PR
ブログパーツ

経済トピックス

注目の情報


PR