蓬莱軒のひつまぶし2009/11/25 11:05

日本全身咬合学会に企業紹介のブースをひとつお借りしまして、11月22、23日の間、「かみ合わせ分析メータ」の紹介をいたしました。
今回、長坂メソッド・セミナー以外で、はじめて公開するということになりましたので、石川達也先生をはじめ、たくさんの先生方に興味ぶかく見て頂きました。何人かの先生方には、早速、ご購入を考えていただけるということになっております。

さて、帰路、名古屋名物「ひつまぶし」を賞味する機会があり、早速本店蓬莱軒の本物の「ひつまぶし」を食べ、「なるほどおいしい!」という満足感とともに至福の時間を過ごしました。
おひつの中のひつまぶしを十文字に区切り、四つの食べ方で賞味するという食べ方のアイデアは、ある意味で名古屋的なのでしょうか、なかなか良く、確かに四つの味を堪能しました。わたしは、3番目のお茶漬け風が疲れた体全体に元気を与えてくれたようです。次回は、違った食べ方で堪能したいと思います。

以上、名古屋行の報告でした。


かみ合わせ分析メータを用いたかみ合わせと歯周病治療2009/11/25 10:56

日本全身咬合学会(2009年11月22日〜23日)にて、長坂斉先生から、咬合と歯周病ということで、「オージオメータによる偏位咀嚼の診断および治療の手法を用いた咀嚼バランス改善による歯槽骨再生」という題目で発表されました。
下記に抄録を掲載いたします。

「オージオメータによる偏位咀嚼の診断および治療の手法を用いた咀嚼バランス改善による歯槽骨再生」
[目的]
 歯周病治療は、現在予防歯科として、プラークコントロールが主流であり、歯石の除去をはじめとして、ブラッシング指導が広く行われており、さらに進行した場合は、歯肉掻爬や歯肉切除などの外科的療法に移行するのが一般的な方法である。
 多くの場合この療法は極めて有効であると考えられるが、中には症状の改善が見られず、次第に悪化傾向をたどり、終には抜歯に至る、所謂難治性症例が多く存在することも事実である。このような難治性症例に対し、咬合関連症治療の手法を用いて治療を行った結果、パノラマ画像比較による歯槽骨の再生という形で、その改善が多数見られることが分かった。
 聴力をセンサーとした偏位咀嚼改善治療を行うようになって久しいが、このたびTMDならびに、歯周病治療を主訴とし、その改善を目的として来院した患者さんにおいて、咬合関連症に準じた治療を行なった結果、歯周病における症状の回復とパノラマX線画像における、歯槽骨の再生および頭位の正常化に伴う、頭痛、肩こりなどTMDの改善が多数確認されたので、その代表例から、その原因、対策、および結果を報告することとした。
[方法]
 初診時口腔内所見(局所歯肉から顎関節症状など)とともに、オージオデータを採り、偏位咀嚼部位の判定を行う。パノラマX線などで骨吸収部位および吸収程度、頭の傾き、TMD存在有無の確認を行う。早期接触・偏位咀嚼部位の確認、歯科疾患が存在する場合はそれに対処する。
歯周病の処置としては通例に従い消炎処置の後、プラークコントロールや暫間固定などを行う。偏位咀嚼の原因を取り除くとともに、咀嚼指導を行い、経過を診る。約半年くらいの間、聴力データから偏位咀嚼改善のための咀嚼指導を行い、一連の歯科疾患処置の後、再度パノラマX線での骨吸収改善程度の確認を行う。
[結果]
(1)歯周病の治療における歯槽骨の再生は、通常起こりにくいとされてきたが、オージオデータによる咀嚼バランス改善で、歯槽骨再生が起きる。
(2)治療前後のオージオデータ値比較において、スタビライジングおよびイコライジング現象が起こり、聴力値の改善が同時に起こる。
(3)TMDの比較において、完了時点でTMD症状の減少が起きる。頭位のバランス改善などが、起きることが確認された。 [考察および結論]
 オージオメータによる、かみ合わせバランスを考慮した歯科治療を行うことにより、前後および左右の顎運動機能が安定し、頭位の安定に関与するため体中心軸に良い影響を与えることにより頭痛、肩こり、腰痛など様々な症状(TMD)改善が起こること、さらに、咀嚼指導による、左右咀嚼関連筋の正常機能により、聴力値の安定に関与していることは既に示してきた。さらに、咀嚼バランスは、関連筋の均等な働きで側頭骨内部血流の正常化から起きる現象で、同時に顎骨周辺部の血流分布の正常化も同時に行っている所以であり、血流が正常化することで、歯槽骨の再生が可能となることが示唆された。

かみ合わせ分析メータ

大阪セミナー2009/10/06 17:29

街路樹も色づきはじめた今日このごろですが、
「かみ合わせと全身症状」の臨床診断および処置法・導入ファーストアプローチ・セミナーをはじめて大阪で開催することになりました。
日時は、
12月6日(日)
午後1時〜午後5時までです。
主催:日本咬合聴力研究会[詳しくは]

たくさんの方にお会いすることが出来ましたらと長坂先生も楽しみにしています。