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陸前高田市長の妻、遺体で確認 激務のなか安置所で再会(2/2ページ)

2011年4月6日15時0分

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写真:久美さんの遺体と対面した翌日も、災害対策本部で職務にあたる岩手県陸前高田市の戸羽太市長=6日午前、平塚写す拡大久美さんの遺体と対面した翌日も、災害対策本部で職務にあたる岩手県陸前高田市の戸羽太市長=6日午前、平塚写す

写真:戸羽市長の妻の久美さん拡大戸羽市長の妻の久美さん

 東京都内で育った戸羽市長は28歳の頃、父親の地元の陸前高田市に移り住み、食品会社に入った。そこに総務担当として入社してきたのが、久美さんだった。いつも自然に振る舞う姿にひかれ、間もなく結婚した。

 震災の後、戸羽市長は菅直人首相に復興への支援を求めて直訴し、避難所を回って市民を励まし続ける。多くの市職員が職務中に津波に巻き込まれ、身内を亡くした職員も少なくない。

 「私だけがつらいわけではない」。戸羽市長は口癖のように繰り返している。(平塚学、井上裕一)

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