震源海底、24メートル変動=3メートル隆起、世界最大規模―海保
時事通信 4月6日(水)16時7分配信
東日本大震災で海上保安庁は6日、海底の地殻変動を観測した結果、マグニチュード9.0の巨大地震の震源のほぼ真上に位置する海底が震災前に比べ、東南東に約24メートル動き、約3メートル隆起していたと発表した。同庁の観測では過去最大の変動で、世界でも最大規模とみられる。
海保によると、太平洋側で、海側プレート(岩盤)が陸側プレートの下に沈み込む境界付近の海底16カ所を観測基準点として、機器を設置。こうした境界では巨大地震の起きる可能性が高いとされ、宮城県牡鹿半島の東南東約120キロ沖の1カ所が、今回の震源のほぼ真上だった。
巨大地震発生後の3月下旬、この場所で測量船から音波を使い、水深約1700メートルの海底の基準点までの距離を計測。東南東への約24メートルの移動と約3メートルの隆起を確認した。
海保の佐藤まりこ主任研究官は「はるか昔から蓄積された境界付近のひずみが今回の地震で解消され、大きな変動になったのではないか」としている。
牡鹿半島沖約80キロの観測点は東南東に約15メートル動き、0.6メートル沈下。福島県いわき市沖約80キロでは、東南東に約5メートル動いていた。
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海保の佐藤まりこ主任研究官は「はるか昔から蓄積された境界付近のひずみが今回の地震で解消され、大きな変動になったのではないか」としている。
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最終更新:4月6日(水)20時8分
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