中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

岩隈 戦闘モード突入 5イニング3失点も「次は取られない」

2011年4月7日 紙面から

 5年連続の開幕投手に内定している楽天の岩隈が6日、東北のために闘うと宣言した。オリックスとの練習試合では5イニングを6安打3失点。いまひとつの内容だったが、12日の開幕戦(ロッテ戦、QVC)へ向けた最後のリハーサルと割り切り、戦闘モードに入るべく、気持ちを徐々に高めた。

 開幕投手に指名されたことで、あらためて強い責任感をにじませた。東日本大震災で被災した人々の力になりたいという思いが日に日に強くなってきた。「今まで(の開幕時)とは気持ちが全然違う。みんなの思いを背負って(勝利を)勝ち取っていきたい。東北のために闘っていきたいと思う」と語った。

 本番前最後の調整機会となったオリックス戦では4回に3連打を含む5安打を打たれたが、「悪いなりに自分のピッチングはできた。あの場面は勝負の仕方が違う。本番であれば、3点も取られなかった」とキッパリ。5回はわずか5球で3者凡退に抑え、「開幕に向けて気持ちを上げていければ」と前を向いた。

 ここまで遠征を余儀なくされたチームは7日に震災後初めて仙台入りする。1軍のほぼ全員が、8日に4班に分かれて宮城県内の太平洋沿岸部にある避難所を慰問し、被災者とふれあう。

 「避難所で元気を与えられたらいいし、逆にパワーをもらっていきたい」と岩隈。球団創設時から楽天をけん引してきたエースは強い使命感を背負い、開幕のマウンドに臨む。

  (鶴田真也)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ