“政策合意なければ連立なし”
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“政策合意なければ連立なし”

4月5日 18時59分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

自民党の谷垣総裁は、小泉元総理大臣ら党内の総裁経験者と会談したあと、記者団に対し、民主党とのいわゆる大連立について、「政策のすり合わせもないところに連立はない」と述べ、政策的な合意もないままに民主党と連立を組むことはできないという考えを示しました。

谷垣総裁は、東日本大震災を受けて、今後の党運営などについての意見を聞くため、先週から党内の総裁経験者との会談を続けており、5日は小泉元総理大臣や海部元総理大臣と会談しました。このうち、小泉元総理大臣は「野党でも健全な協力のしかたはいくらでもある。われわれが与党時代、野党だった民主党は必ずしもそうではなかったが、協力すべきところは協力し、批判すべきところは批判するという野党のよさを自民党は発揮すべきだ」と述べました。これに対して、谷垣総裁は「全くそのとおりだ」と応じました。また、海部元総理大臣は「大連立をするなら、国家、国民のためになるのか、双方が合意しないといけない。菅総理大臣の真意がどこにあるのかを見極めることが大事だ。思ったとおりやったらいい」と述べました。一連の会談のあと、谷垣総裁は記者団に対し、「われわれは、今まで、『野党として震災対応については徹底的に協力する』と言ってきた。やはり、これをきちんとやるということではないか。政策のすり合わせもないところに連立はない」と述べ、政策的な合意もないままに民主党と連立を組むことはできないという考えを示しました。