復興会議 議長に五百旗頭氏
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復興会議 議長に五百旗頭氏

4月6日 17時3分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

菅総理大臣は、東日本大震災の復興計画を策定するため新たに設置する「復興構想会議」の議長に、防衛大学校の校長を務める五百旗頭真氏(いおきべ)を起用する意向を固めました。

政府は、震災から1か月となる今月11日をめどに、有識者らで作る「復興構想会議」を創設することにしています。菅総理大臣は「復興構想会議」の態勢作りを進めており、議長に防衛大学校の校長を務める五百旗頭真氏を起用する意向を固めました。また、宮城県の村井知事も会議のメンバーとなることが固まりました。五百旗頭氏は67歳。阪神・淡路大震災のあと、シンクタンクのメンバーとして、復興の検証や安全な街づくりについて研究や提言を行ってきました。菅総理大臣は、被災地の復興について「山を削って高台に住居を置いたり、バイオマスを使った地域暖房を完備する」と述べるなど、今後の復興のモデルとなる計画作りを目指しており、五百旗頭氏の手腕に期待したものとみられます。一方、枝野官房長官は、午後の記者会見で「復興構想会議」に関連して、「原発事故の被害を受けた地域の復興ということについては、何らかの形でしっかりと対応できるような態勢を作らなければならない」と述べ、原発事故の大きな被害を受けた福島県については、ほかの被災地とは異なる態勢が必要になるという認識を示しました。