岩手のニュース

「痛み分かる放送を」 被災者が大船渡でミニFM局開設

パーソナリティーを務める佐藤健さん(左)と久美子さん(中央)

 大船渡市に31日、ミニFM局「おおふなとさいがいエフエム」(78.5メガヘルツ)が開局した。地元の被災者5人がパーソナリティーを務め、ライフラインの復旧状況や仮設住宅などの生活情報を伝えていく。
 同日午前8時、市役所2階に設けた仮スタジオで放送を開始した。
 5人のパーソナリティーは自営業や会社員、学生らさまざま。いずれも未経験者だ。このうち、同市台町の整体師佐藤健さん(36)、久美子さん(36)夫妻は自宅を兼ねた店舗を津波で流された。2人は「被災者の痛みの分かる放送をしていきたい」と張り切る。
 ミニFM局は大船渡市内の約1万5000世帯をカバー。毎日午前8時、午前11時、午後2時、午後5時から、それぞれ約2時間放送する。


2011年04月01日金曜日


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