八百長問題:携帯破損含め10人提出 1人紛失3人未提出

2011年2月18日 23時23分

 大相撲の八百長問題の真相解明を進める日本相撲協会の特別調査委員会(座長=伊藤滋・早稲田大特命教授)は18日、疑惑が持たれる力士、親方ら14人に携帯電話の任意提出を求めた結果、7人が正常な状態で、3人が壊れた状態で提出し、1人が紛失と回答、3人が未提出と発表した。

 調査委のアンケートで八百長を見聞きしたと答えた協会員6人から同日までに事情聴取した結果は、「いずれも報道されている話を聞いたというような話」で、具体的な八百長の事実関係はなかったとした。

 また、警視庁に八百長を疑わせる資料が他にあるか問い合わせたところ、「疑わせるに足りるメールは既にすべて提供している」との回答を受けたという。八百長問題は、昨年の野球賭博事件で押収された親方や力士の携帯電話のメール履歴から発覚したが、その後の調査が難航しているため、調査委は警視庁に捜査資料の追加提供を求める考えを示していた。【藤野智成】

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