高速道路料金:4月から普通車の上限は平日2000円に

2011年2月16日 20時0分 更新:2月16日 23時19分

行楽地などへ向かう車で渋滞する、中央自動車道八王子料金所の下り線ETCレーン=東京都八王子市で2010年5月撮影
行楽地などへ向かう車で渋滞する、中央自動車道八王子料金所の下り線ETCレーン=東京都八王子市で2010年5月撮影

 国土交通省は16日、4月からの高速道路料金制度を発表した。普通車の上限料金を平日は原則として2000円にするほか、自動料金収受システム(ETC)を搭載していない車も新たに上限制の対象に加える。

 新料金制度は、普通車について▽ETCの有無や曜日にかかわらず上限2000円▽ETC搭載車のみに適用している「休日上限1000円」を継続する--とした。

 また、地球温暖化対策の一環として、ハイブリッド車など免税対象のエコカーに、軽自動車と同じ上限1000円を適用。ETCを搭載し、事前登録するのが条件で、システムの準備に時間がかかるため、実施は夏以降の見通しだ。

 トラックなど中型車以上については、上限を設けず、大口・多頻度利用割引や時間帯割引を継続。首都圏、京阪神圏の大都市近郊区間は、建設費が割高で料金収入を確保する必要があるとして、これまで通り上限制の対象外にする。

 競合するフェリーへの配慮から、他の高速道路とは別料金体系となっている本州四国連絡道路には「乗り継ぎ割引」を新設。ETC搭載の普通車に限り、ほかの高速道路から乗り継いだ場合の上限を平日は2500円にする。首都・阪神高速は、定額料金(東京圏で700円)制から12年以降、上限付きの距離別料金(500~900円)制に移行する。【寺田剛、高橋昌紀】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド