【海外発情報の受け止め方】ハーバード大学教授サマーズ元財務長官は「日本が貧しい国になる」などとは言ってませんでした。
@hinatakiyoto(日向清人)さんのtweetをまとめました。
同様に海外発の情報が誤解を産みそうな形で新聞に伝えられている例として、ドイツ気象庁の放射性物質拡散シミュレーションに関する@kikumaco(菊池誠)さんのtweetも追記。
○海外ネタに限らず、情報は元々の発信元に当たるのが確実です。
○特に二次情報の場合は、大手新聞のニュースでも信用できるわけではありません。
○今回とは別問題ですが、海外発の情報がそれだけで日本のものより正しいと考える理由は特にありません。
そんなことを考えさせられるネタでした。
「ドイツ気象庁の放射性物質拡散シミュレーション」に関してより詳しいまとめは、
「ドイツ気象庁(DWD)による粒子分布シミュレーション & 片対数グラフの説明」
http://togetter.com/li/120197
簡単にまとめを見るには@kikumaco(菊池誠)さんのブログ
「放射性物質拡散予測、またはシミュレーションの解釈を間違えるとデマのもと」
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1302031557
をご参照下さい。
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まとめられたつぶやき
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サマーズ元米財務長官が「日本は貧しい国になるでしょう」と講演で断言した旨報じられているが、http://j.mp/hcbdJj 地震の当日、復興事業で一時的にGDPが伸びるだろうと言っていた人ですからhttp://j.mp/gUEyUv、どうも信用できません。この報道。
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[1/2] サマーズ元財務長官は日本が貧しい国になるなどとは言ってませんでした。http://t.co/NKbe7Y8 何を言ったかと言えば、「18世紀のフランスの経済学者たちが指摘したとおり、ものを破壊して再建したところで国が豊かになるはずものなく、
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[2/2] その意味で今回の震災でJapan will be a poorer countryになるでしょう。同時に今回の危機は雇用が拡大し、GDPが伸びる契機になりうるという意味ではチャンスでもあります」。要するに国としての富が減るという意味でpoorerと言っているだけです。
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カーネギー財団のペーパーによるとhttp://j.mp/frK1fL今回の震災による被害額はGDPベースでは最大4%、国富 (national wealth) で言えば1%相当の打撃とのことです。ちなみに被災地域のGDP貢献度は4%だそうです。
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ネットで見るとサマーズ元財務長官は「まことに残念ながら日本は貧しい国になるでしょうと言った」「会場が静まり返った」とあるけど、実際には「まことに残念ながら」なんて言っていないし、静まりかえったのはにわけに呑み込めず「えっ、どういうこと?」と思ったからです。
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Japan will be a poorer country.というサマーズ元米財務長官の発言では「18世紀のフランスの経済学者が言うように、窓を壊して修繕したからと言って前より豊かにならない」という文脈が大事ですが、その元ネタはこれです。http://j.mp/hngpEb
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ドイツのシミュレーションが誤解された理由は読売新聞のこの記事だと思う http://bit.ly/eHMgro このように、この図(これはあくまでも仮想的な状況で現実ではない)をなんの注釈もなしに掲載するのは、さすがは読売と思わせる無責任さ
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ドイツ気象庁の放射性物質拡散シミュレーションを「今起きていること」だと誤解している人が多いようですが、あれは「仮に○日○時に放射性物質が大放出されたとしたら、こうなるだろう」という予測であって、今の危険度とは関係ないので注意。ここ参照 http://bit.ly/hbNnnC
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「ドイツ気象庁(DWD)による粒子分布シミュレーション & 片対数グラフの説明」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/120197
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拡散シミュレーションの件をブログに書きました http://bit.ly/ezOMQB

コメント
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