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長谷川“マル秘必殺パンチ”でKO防衛だ!

 長谷川穗積は、世界戦に向け練習を公開した(左は山下会長)=神戸市兵庫区の真正ジム(撮影・山口 登)
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 長谷川穗積は、世界戦に向け練習を公開した(左は山下会長)=神戸市兵庫区の真正ジム(撮影・山口 登)

 「WBC世界フェザー級タイトルマッチ」(8日、神戸ワールド記念ホール)

 王者・長谷川穂積(真正)が、“マル秘・必殺パンチ”でKO防衛を狙う。神戸市兵庫区の所属ジムで4日、公開練習が行われ、真正ジム・山下正人会長は、強打で知られる挑戦者との初防衛戦へ向け、強烈なフィニッシュブローを完成させたことを明かした。同ジムのバンタム級時代に日本選手王者歴代2位となる5連続KO防衛を達成している長谷川が、フェザー級でもKO防衛ロードを突き進む。

  ◇  ◇

 一回り大きくなった体から繰り出す強烈なパンチが、山下会長のミットを打ち抜いた。ジム中に大きな音を響かせ、パワーアップした姿をアピールした。「フェザーでの戦い方が分かった」。長谷川が、厚みを増した胸を張ってみせた。

 これまで敬遠していた筋力アップに、今回は精力的に取り組んできた。1日40回の腕立て伏せを導入。さらに千里馬神戸ジム時代にやっていた、15秒ごとに負荷が重くなる自転車を3分間ダッシュするトレーニングを再開した。上半身と下半身を強化し、パンチ力アップを実感している。

 2戦目となるフェザー級で、初KO勝利に向けての秘策がある。山下会長は「毎試合“決め”となるパンチがあり、それを反復練習してきた」と明かす。ウィラポンを返り討ちにしたV2戦の右フック、V10を達成したペレス戦の左フックなど「ほとんどがKOにつながっている」という。「今回も当たれば倒れる」。名伯楽は力強く言い切った。

 ゴンサレスも強打者だが、王者は「打たせずに打つボクシングをする」ときっぱり。相手の強打をスピードで空転させ、自分のパンチをたたき込むつもりだ。「ここは、しっかりとクリアしないと」。夢見る他団体王者とのビッグマッチに向けて、まずは世界で名が知られているゴンサレスをKOで葬ってみせる。

(2011年4月6日)

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