日本相撲協会は5日、谷川親方以外に引退勧告の対象となっていた19人全員が引退届を協会に提出したと発表した。2年間の出場停止(停職)処分だった竹縄親方(元幕内春日錦)、千代白鵬、恵那司の引退・退職届も受理された。
師匠に連れられ、引退届を提出した境沢(尾上)は「全親方が力士のことを大事に考えてくれれば、力士は応える。そうなれば協会は一丸になれる」と涙ながらに訴えた。前夜まで迷っていた白馬(陸奥)は「辞めることで日本の文化である相撲が良くなるのなら、犠牲になっても構わない」と引退を決断した理由を語ったが、訴訟については明言しなかった。
放駒理事長(元大関魁傑)は「重い決断だったろうけど、よく受け入れてくれた」と複雑な思いを語った。
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