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【芸能・社会】「青い青い空」復活上映 ロスの「ジャパンフィルムフェスティバル」参加へ2011年4月6日 紙面から 東日本大震災のため、東京での上映が途中で中止となった浜松市が舞台の映画「青い青い空」(太田隆文監督)が復活上映されることになった。また、米ロサンゼルスで7日に開幕する「ジャパンフィルムフェスティバル」にも参加することになり、関係者は意気込んでいる。 「青い青い空」は、相葉香凛(17)、草刈麻有(17)らが出演し、書道に取り組む女子高生5人のきずなを描いた青春映画。若手俳優陣に加え、松坂慶子(58)、長門裕之(77)、藤田朋子(45)らが脇を固めている。浜松・浜名湖の美しい風景も見どころ。 大手の製作でない市民手作りの「地域振興映画製作プロジェクト」で、1口1000円の個人協賛や、中日新聞東海本社など地元の協賛パートナーが参加した。 全国公開の予定もなかったが、昨年10月に浜松市などで先行公開したところ、3カ月のロングラン、2万人の動員を記録。「感動した」との反響が多く寄せられた。この反応を受け興行サイドが東京・お台場シネマメディアージュで3月5日から2週間の上映を決めた。 ところが、公開7日目の同11日の上映中に大震災が発生。上映は中断し、同映画館は「青い青い空」の上映予定最終日だった18日まで休館した。 落ち込んだ関係者のもとに「ジャパンフィルムフェスティバル」での上映という朗報がもたらされた。「若者のきずなを感動的に描いている」との評価だったという。主催者は同フェスの収益を東日本大震災被災者に寄付するとしている。 さらに、お台場シネマメディアージュで今月16日からの再上映が決定した。 「ジャパンフィルムフェスティバル」で舞台あいさつもする太田監督は「ロサンゼルスのラジオ局の取材を受けて、いかに日本の震災被害を心配されているかを知りました」と言う。「この作品では、若い5人が力を出し合い、子どもからお年寄りまでみんなが彼女らを励まし応援する。風景とともにこの日本の美しいメッセージをアメリカでも東京でも、(被災した)今だからこそ伝えたい」と話す。 今後、被災地での上映会も考えたいという。 同映画は9日から千葉・流山市のTOHOシネマズ流山おおたかの森でも公開。 PR情報
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