中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

うぬぼれてもいいです! 宮城出身・クドカン 「向田邦子賞」初栄冠

2011年4月6日 紙面から

 優れたテレビドラマの脚本家に贈られる「第29回(2010年度)向田邦子賞」に、宮藤官九郎さん(40)が選ばれ5日、東京・渋谷のNHKで発表された。

 受賞作はTBS系「うぬぼれ刑事」(昨年7月9日から全11回、長瀬智也主演)。初の刑事ドラマで初栄冠の宮藤さんは、「7年前から企画が通らず満を持して書いた脚本。視聴率は苦戦したが、受賞で“うぬぼれ”ても良いのだと思った。今後もオリジナルにこだわって作品を作ります」と照れくさそうに喜びを語った。

 受賞の報告を「長瀬君に伝えたい。連絡先知らないけど」と苦笑い。女性の犯人全員が自分に気があると思い込んでしまう刑事役の長瀬とは3作目の連ドラで、「1〜2話を僕が監督し、人物を一緒に作り上げていった」と明かした。

 脚本家・俳優・演出家など、マルチな活躍で知られる宮藤さんは、宮城県栗原市出身。母と姉夫婦が同市で被災、1週間後に無事が確認できたそうで、「(被災した人々に)いまは無理でも、いずれは僕の書くフィクションの世界を楽しんでもらえたらと思う。(同作の)主人公の父親は福島県出身の設定で、福島県出身の西田敏行さんに演じてもらったので、福島の人たちにも受賞を報告したいな」と語った。授賞式は5月31日に東京・内幸町の帝国ホテルで。

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ