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【芸能・社会】

三田佳子 50周年 涙の一歩

2011年4月6日 紙面から

東北地方の惨状に「本当につらいです」と涙で言葉を詰まらせた三田佳子=東京・SHIBUYA−AXで(石井裕之撮影)

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 女優三田佳子(69)の芸能生活50周年特別公演「スペシャルコンサート 私の中のピアフ〜いいえ、私は後悔しない〜」が5日、東京・渋谷のSHIBUYA−AXで初日を迎えた。

 三田は同公演を東日本大震災チャリティー「心はひとつ」と位置付け、三田自身のギャラなども義援金として寄付することを表明。終演後には自らロビーに立ち、募金への協力を呼び掛けた。

 開演前に記者会見した三田は終始沈痛な表情。映画「遠き落日」(1992年)で福島県出身の細菌学者、野口英世の母シカを演じたこともあり、東北地方の惨状に「本当につらいです」と涙で言葉を詰まらせた。

 「こんな無謀な状況で(開演することに)喜びと不安が入り交じった心境です」と複雑な胸の内を明かした三田。周囲からは「三田さん、止まっちゃいけない」などと激励を受けたそうで「前に向かってやるしかないと心に言い聞かせた」と決意も示した。

 芸能生活50周年については「人さまの時はオバケだと思いましたけど、自分はまだ何もない。始まりというのが実感。こんな震災の時なので、私も皆さんと(新たな)一歩を踏み出したい」と被災地にエールを送った。

 

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