事件【放射能漏れ】「通常では考えられない行為」汚染水放出で事前に情報提供なし 茨城知事が首相と東電に抗議文 2011.4.5 22:31

  • [PR]

[事件]ニュース

  • メッセ
  • 印刷

【放射能漏れ】
「通常では考えられない行為」汚染水放出で事前に情報提供なし 茨城知事が首相と東電に抗議文 

2011.4.5 22:31
5日、水ガラスを注入する前に撮影された、福島第1原発2号機の取水口付近にあるピットの壁の亀裂から海に流出する汚染水。着色され白濁している(東京電力提供)

クリックして拡大する

5日、水ガラスを注入する前に撮影された、福島第1原発2号機の取水口付近にあるピットの壁の亀裂から海に流出する汚染水。着色され白濁している(東京電力提供)

 茨城県の橋本昌知事と、日立や鹿嶋など同県太平洋沿岸の9市町村長は5日、福島第1原発からの低濃度放射性物質を含む汚染水の海への放出で、事前に情報提供がなかったとして、菅直人首相と東京電力の勝俣恒久会長に抗議文を送った。

 抗議文は、規制値の最大数百倍という高濃度の汚染水放出は「通常では考えられない行為」で、住民の健康や環境に大きな影響を及ぼすと指摘。

 やむを得ない緊急処置としても、申請の20分後に国が容認したのは極めて疑問で、今後は情報開示や地元自治体との連携を十分行うよう求めた。

このニュースの写真

5日、水ガラスを注入する前に撮影された、福島第1原発2号機の取水口付近にあるピットの壁の亀裂から海に流出する汚染水。着色され白濁している(東京電力提供)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital