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医院長妻殺害疑い、夫婦殺傷被告を再逮捕

 熊本県宇土市で2004年、医院長の妻(当時49歳)が殺害された事件で、熊本県警は26日、別の強盗殺人事件で起訴された熊本市城南町、無職田尻賢一被告(39)を強盗殺人、住居侵入容疑で再逮捕した。「殺害して金を奪った」と容疑を認めているという。

 発表によると、田尻被告は04年3月13日午後、宇土市走潟(はしりがた)町の「走潟町医院」院長中津卓郎さん方で、妻の千鶴子さんの頭や顔を鈍器のようなもので何度も殴って殺害し、現金約10万円やバッグなどを奪った疑い。

 田尻被告は今年2月23日夜、熊本市の医薬品卸会社役員右田孝治さん(72)方で、妻美子さん(当時65歳)の顔や首などをナイフで刺して殺害、孝治さんにも1か月のけがを負わせ、現金10万円などを奪ったとして、強盗殺人などの罪で起訴されている。

 県警のその後の調べで、田尻被告は宇土市の事件当時、千鶴子さん方付近で目撃された緑色系の乗用車と同じタイプの車に乗っていたことが判明。頭や顔を執拗(しつよう)に傷つける手口などが共通していることから、追及したところ、23日になって事件への関与を認め始めた。

 県警は供述に基づき、24日、熊本市富合町の山中を捜索。事件当時の田尻被告の着用品や、犯行に使われたとみられる鈍器、千鶴子さんのバッグや財布を見つけた。田尻被告は千鶴子さんと「面識はなかった」と話しているという。

2011年3月26日  読売新聞)
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