起訴状によると、田尻被告は2月23日午後6時10分ごろ、同市渡鹿2丁目の右田孝治さん(72)方に侵入し、妻の美子さん(65)の顔や首をバタフライナイフ(刃体8・8センチ)で繰り返し刺して殺害した後、室内にあった現金約10万円と商品券2万円分を強奪。さらに同6時半ごろ、帰宅した右田さんの胸や腹を刺し、1カ月の重傷を負わせた疑い。
県警と地検によると、田尻被告は容疑を認め、「右田さん夫婦とは面識はないが、右田さん方を引っ越しの仕事で訪れたことがあり、金がありそうだと思い狙った。借金返済のために思い立った」などと供述しているという。
田尻被告は右田さん方の録画機能付きインターホンにハンチング帽姿で写っており、犯行から2日後の25日午後、「逃げ切れないと思った」と熊本東署に自首した。
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