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【政治】

公明、民自大連立を批判 政権参加も慎重

2011年4月5日 13時33分

 山口那津男公明党代表

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 公明党の山口那津男代表は5日の記者会見で、東日本大震災対応のための民主、自民両党による大連立構想について「基本政策の擦り合わせなど基礎的な議論がほとんどなされずに、組み合わせの議論が先行している」と指摘し「大連立がベストかどうかはもう少し議論した方がいい」と批判した。

 公明党の政権参加に関しても「与野党の枠を超えて協力している。さらに進んで連立を組むことがどれほどの意味があるのかはっきりしない」と慎重姿勢を示した。

 一方、大連立に関して玄葉光一郎国家戦略担当相(民主党政調会長)は「もちろん選択肢の一つだ。日本を取り巻く状況を考えた時、与党も野党もない」と積極姿勢を表明。自民党内に、菅直人首相退陣が前提との意見があることに関しては「福島第1原発事故の危機管理を行っている中、トップを含めて官邸(の態勢)ががらりと変わることは考えにくい」と強調した。

 首相側近の江田五月法相は「積極的な姿勢だ。(参院で野党多数の)ねじれ国会では野党も応分の責任を分担すべきだ」と発言。自民党が協力の条件として求めている、子ども手当などの転換に関し「政策の優先順位は大きく変わっている。震災の復興が一番だ」との認識を示した。

(共同)
 

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