勉強を続けられない人が無理なく続ける方法 その1
新しいことを始める前に、その新しいテーマの関連事項を勉強する必要があるときがあります。
先日は「新しいことを学び始めた時にやっておきたい 7 つのこと」という記事で、以下のようなやっておきたいことを挙げました。
- [O] 新しいことを学び始めた時にやっておきたい 7 つのこと
-- http://diary.overlasting.net/2011-03-04-1.html
1. キーワードが何か調べる
2. 基礎的な知識を理解・暗記する
3. 基礎的な知識を踏まえた中上級レベルの知識を理解・暗記する。
4. 身につけた知識の応用経験を積む
5. 身につけた知識を使って実用的なものを作る
6. 身につけた知識を使って作った実用的なものを汎用化する
7. 身につけた知識を使って理想的な利益を生み出す
2. 基礎的な知識を理解・暗記する
3. 基礎的な知識を踏まえた中上級レベルの知識を理解・暗記する。
4. 身につけた知識の応用経験を積む
5. 身につけた知識を使って実用的なものを作る
6. 身につけた知識を使って作った実用的なものを汎用化する
7. 身につけた知識を使って理想的な利益を生み出す
こういう学習のプロセスを素早く繰り返すために必要なものは何かというと「仲間」ではないでしょうか。
どういう仲間を集めるべきなのか
実際に一人では読み切れないような難易度の高い本でも、複数人でトライすれば読み終わることができたりします。そして終わったころにはキチンと経験値に応じてレベルが上がっているものです。
でも、せっかく集まった仲間で始めた勉強会でも、長期間続くものと続かないものがあります。
それういう場合の原因の一つに、集まった仲間との関係性が勉強会向けでなかった、という可能性を挙げられます。
個人的にな経験を基に述べると、以下のようなプロセスで仲間を捜すのと同等の状況をつくれた時に長続きする勉強会を実現できました。
1. 自分と同じテーマを勉強したい仲間を見つける
2. 勉強会の時間中に自分と同じペースで勉強をする仲間を見つける
3a. 勉強するテーマの一部について、自分よりも詳しい仲間を見つける
or
3b. 自分と同じ目標を持っている仲間を見つける
4. 勉強する分野について自分の意見を積極的に言う仲間を見つける
5. 1〜4を満たす仲間が見つかったら、その仲間と相談して時間を決め勉強会を開催する
6. 開催ペースが乱れたら、より高い頻度で開催する
ステップ4までを同時に満たす仲間が誰か一人でも見つかったら勉強会を開催して大丈夫です。
上記のステップ4までを満たせないで
集まった結果、自分を含めたメンバーの大多数がこういう状況を満たせてない場合は、だんだん人数が減り、段々回数が減り、そしてフェードアウトするようにして勉強会が終わります。
MG 勉強会を開いたときは、良い感じでみんなが集まってくれたので、いきなりStep4まで満たせました。
その後、個人的に狭い範囲で開いた勉強会は、どこかのStepを満たしておらず、次々にクラッシュ。
MG 勉強会も、私を含めみんながあまり使わない技術テーマに入ったら、クラッシュしてしまいました。
ところが今はとある勉強会を長期間続けられています。
開催のペースはどれくらいが良いか
長続きする勉強会を開くうえで、開催ペースは最初から仕組む必要があります。
勉強会には参加者の都合が付かないことによる延期がつきものです。
延期があったときにありがちな間違えは、開催ペースを変えなかったり、開催ペースを落としたりすることです。
延期があったときの最適解は、開催ペースや周期を早めることです。
本当に必要な勉強会なら参加者はいます。隔週でも毎週でも参加する人は参加します。
今、僕が開いている勉強会は毎日定時に行なっています。
ある忙しい日に開催できない時でも、また次の日に開催できるので安心です。
個人的には、お流れになりやすい勉強会ほど毎日ほんとに少しやることをオススメします。
たとえば、毎日3行だけ読む、とか最小単位はそれぐらいで良いと思います。
メンバーから意見が活発に出ない勉強会がある
既に良い感じの勉強会に参加しているのに、自分が一緒に勉強をして意見を交換したい人が意見を述べてくれない場合があります。
「周りに達人がいて意見する隙がない」場合、「秘密を守りたい」場合や、「疲れている」場合など色々な状況がありそうですが、心では何かを感じているものです。
会議で何も意見を言わない人も、心の中で「この会議は無駄だ」などと考えているかもれません。
世の中には意見を言わない人が多いだけで、まったく意見を持っていない人は実は少ないのです。
とある静かなメンバーの意見が重要なら、粒度を変えた勉強会を開けば良い
そういうときに、どうすれば良いかというと、さらに小さい勉強会を別の機会に開催して、各自に発言者としての立場を与えれば良いのでは、と思います。
例えば、周りに強敵だらけで苦労してるレベル20の戦士は、スタート地点に戻ればヒーローです。
沢山の人が居る前で言いにくい意見は、小数の信用ができる人の前では言いやすくなります。
とくに自分のことだけ考える場合は、自分が意見を言える勉強会を見つけるのが重要だと思います。
どんなに忙しくてもペースを守る
これが多分最重要です。
ぶっちゃけ、疲れてるなら寝てても良いのです。
決められた時間を勉強会に割くことにする、という行動が超重要なのです。
どんなに辛いことがあった日でも、その日に勉強していたら、その勉強をした分だけプラスじゃないですか。
おわりに
今回は、勉強が続けられない人が無理なく続ける方法 その1、として「仲間を見つけて勉強会を開く」ということを提案してみました。
「始めたいけど、なかなか始められない」という状態に、勉強会は良く効きますよ。