日テレ、AKB48主演のドラマで同社初のマルチch放送

桜からの手紙 (C)「桜からの手紙」製作委員会(D.N.ドリームパートナーズ、VAP)

　日本テレビは、2月26日〜3月6日に放送するスペシャルドラマ「桜からの手紙〜AKB48それぞれの卒業物語〜」に合わせて、同社初となる地上デジタルのマルチチャンネル放送を3月5日に実施する。

　日本テレビの2つのデジタルチャンネルで、それぞれ内容が異なる放送を行なう。3月5日の25時から5分間、日本テレビの41/42チャンネルにおいて同ドラマのスピンオフ番組を放送。41チャンネルではメンバーの大島優子、42チャンネルでは板野友美のスペシャル映像が視聴できる。

　なお、アナログ放送やワンセグ放送では、41チャンネルと同じ大島優子の映像となる。また、これらには「地上デジタル放送への移行・対応をお願いする内容」も含まれるという。

　ドラマ放送時の番組連動データ放送においては、視聴した話数に応じて画面上にスタンプを貼ることが可能な「『桜からの手紙』サクラサクスタンプラリー」を実施。スタンプが貯まるとパスワードが表示され、専用携帯サイトにパスワードを入力すると、AKB48のメンバーによるドラマ撮影中のオフショット映像が視聴できる。

　番組に関連したAR(拡張現実)アプリもiPhone/Android端末向けに配信。「TNR(てーのーりー)でAKB」という企画で、アプリを起動してカメラを指定のマーカーに向けると、AKB48のメンバーが画面上に表示されるというもの。「ドラマでは描かれない、彼女達の学校生活のひとコマ」をコンセプトとした映像で、「カメラをもう片方の手の上にかざすと、手の平に乗っているかのような雰囲気を楽しめる」という。

　ARマーカーは、読売新聞の紙面や、番組非連動データ放送画面などに表示。アプリのダウンロード方法や、表示されるスケジュールなどの詳細は同社サイトで案内している。

　「桜からの手紙〜AKB48 それぞれの卒業物語」は、2月26日〜3月6日の9夜連続/全17話で放送。出演はAKB48、上川隆也ほか。「卒業」、「恩師の死」をテーマに、女子高生たちの青春が描かれている。主題歌はAKB48の新曲「桜の木になろう」。

番組連動データ放送の画面(左)と、ARアプリのイメージ(右) (C)「桜からの手紙」製作委員会(D.N.ドリームパートナーズ、VAP)

■ メイキングなど含むDVD-BOXも発売決定

　同ドラマのDVDは3月30日にVAPから発売。DVD-BOXは豪華版と通常版の2種類を用意し、単巻でも3巻構成で発売される。DVD-BOX豪華版は17,900円、通常版は12,800円、単巻は各3,150円。

　DVD-BOXには、密着メイキングやインタビューなど、約2カ月に渡る収録で撮影された特典映像を収めている。さらに、豪華版には特典映像を収録したmicroSDカードも同梱される。