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【芸能・社会】

弥生の土偶、9年経て上下が接合 弘前

2011年4月4日 21時56分

 青森県弘前市の砂沢遺跡で、上半身と下半身部分が別々に見つかり、9年後に結合された土偶(同市教育委員会提供)

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 青森県弘前市教育委員会は4日、市内の砂沢遺跡で2000年に小学生が上半身だけ発見した弥生時代の土偶の下半身部分が新たに見つかったと発表した。弘前大の関根達人教授(考古学)が発見し、上半身と接合した。関根教授は「全盛期の縄文時代に比べ弥生時代の土偶は少なく、完全なものは全国的にも珍しい」と話している。

 市教委によると、土偶は約2千年前の弥生時代前期のものとみられ、高さ20・1センチ、幅16・7センチ。逆三角形の上半身に、髪や耳飾りを表現した頭部が付いている。

 上半身は2000年8月、小学4年だった弘前市の工藤雄太さん(21)が学校の課外活動で訪れて見つけ、市の記念館で展示されていた。下半身は関根教授がほぼ同じ場所で09年10月に見つけ、4日、公表することにしたという。

(共同)
 

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