WBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(30)=真正=が4日、同級1位の最強挑戦者ジョニー・ゴンザレス(29)=メキシコ=との初防衛戦(8日、神戸ワールド記念ホール)を前に、神戸市のジムで公開練習。「きれいな顔でリングを降りる」と豪語した。
「打たせずに打つ。スピードを生かした本来のボクシングをしたい」
王座を奪取した昨年11月のブルゴス戦は、防御を無視し、本来の長谷川らしくない戦い方で打ち合った。だが、無謀な戦い方は前回限りだ。長谷川の前に練習を公開したゴンザレスは、長いリーチを駆使した華麗なシャドーを披露。入れ替わりで練習を公開した長谷川はスピード感あふれるシャドーを見せた。スピードでは断然、長谷川が上だ。
「まあ、普通に勝つ」と余裕の長谷川。美しいボクシングで完全復活を印象づける。 (竹下陽二)
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