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【大相撲】

きょう全員が引退届提出へ 八百長認定力士20人

2011年4月5日 紙面から

 全員が引退届提出へ−。八百長問題で日本相撲協会から引退(退職)勧告を受けた20人の親方・力士のうち、琴春日(佐渡ケ嶽)、春日王(春日山)、猛虎浪(立浪)、将司(入間川)らが師匠や関係者を通じて引退届を提出した。さらに、残りの全員が期限の5日までに引退(退職)届を提出する方針だという。

 1日の臨時理事会では、関与を認定された23人に事実上の角界追放を意味する厳罰処分が出た。当初から関与を認めた竹縄親方(元幕内春日錦)は停職2年、千代白鵬と恵那司は出場停止2年の処分で、既に引退届を受理されたり、引退や退職の意向を明らかにしている。

 春日王の師匠・春日山親方は「出しました。入門したときから協会の言うことに従うと決めていましたから。本人も納得しています」と目を潤ませた。今後については「母一人ですから」と、母国の韓国へ戻すことを示唆した。琴春日の師匠・佐渡ケ嶽親方も「出してきました。納得はしてないけど、女房子どもを考えれば…。師匠としてつらいと言うしかない。今後のことは本人と話し合う」と語った。

 この日引退届を出したのは合計5人ほどとみられる。残りの力士・親方も5日に提出する見込み。谷川親方(元小結海鵬)も「明日持っていこうと思っている」と話した。

 放駒理事長(元大関魁傑)は「引退届を持ってきた連中は、よく聞き分けてくれた。理事会の決定に従ってくれた」と話した。 (岸本隆)

 

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