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米原子力空母、近く撤収 地震から1カ月がめど

2011年4月5日8時9分

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 東日本大震災の被災地支援のため、三陸沖に展開していた米原子力空母ロナルド・レーガンが4月上旬にも撤収することがわかった。日本政府関係者によると、米側は「地震発生から1カ月」がめどと想定し、空母撤収の準備に入る方針だという。

 空母は震災発生直後の3月13日朝に宮城県沖に到着。米軍の「トモダチ作戦」の主力として、捜索活動やヘリでの支援物資輸送の海上拠点となっていた。

 米軍の支援態勢は4日現在で総員約1万4千人、艦艇10隻、航空機約110機。今後は、原発事故対応やインフラ復旧に支援活動の重点を移し、艦艇の派遣規模は順次縮小する。

 北沢俊美防衛相は4日、空母を訪問し、約2千人の乗組員を前に「今ほど米国が同盟国であったことを頼もしく、誇りに思う時はない」と謝意を表明した。

 また、北沢氏は「米国の迅速かつ力強い支援は、半世紀にわたる日米同盟により、両国が培ってきた絆の証しだ」との菅直人首相のメッセージも代読した。

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