高速無料化:昨年末までに事故422件 交通量は約2倍に

2011年2月15日 19時18分 更新:2月15日 19時55分

 政府は15日に閣議決定した答弁書で、昨年6月28日からスタートした高速道路の無料化社会実験が行われた区間での交通事故の発生件数をまとめた。昨年末までの事故は422件(前年同期比253件増)と増加。死者も12人(同8人増)、負傷者は689人(同408人増)で、約2.5~3倍に増えた。

 自民党の木村太郎衆院議員の質問主意書への答弁。国土交通省が昨年発表した実験の検証結果によると、無料化区間の交通量は実施前の1週間と比較して1.96倍に増えており、高速道路の運転に不慣れなドライバーが増えたことも一因とみられる。枝野幸男官房長官は15日の記者会見で「無料化がマイナスの影響を与える部分がないか、しっかり検証して進めていきたい」と語った。【青木純】

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