2011年2月15日 10時54分 更新:2月15日 13時1分
大相撲の八百長問題による春場所中止を受けて、日本相撲協会春場所担当部長の北の湖理事(元横綱)が15日、地元の関連団体などに対しておわびのあいさつ回りを始めた。
北の湖理事は午前、会場となるはずだった大阪府立体育会館近くの大阪市浪速区役所を訪問。浅野宏子区長と面会し、「この度の春場所中止に伴い、深くおわび申し上げます」と謝罪した。浅野区長が「残念だが、来年の開催を心待ちにしています」と要望すると、「信頼回復に努め、本場所開催に向けて努力して参ります」と何度も頭を下げて理解を求めた。
その後、大阪府警本部やNHK大阪放送局など関係先4カ所を回り、春場所の中止について説明。北の湖理事は「来年は春場所をやってもらいたい、という激励だと受け止めている」と話した。【和田崇】