諦めない捜索に感謝の声 インド隊、初の国外派遣
「ごめんなー、おっかあ。見捨ててごめんな」
東日本大震災の津波が、港から約1キロ内陸の高台にまで押し寄せた宮城県女川町の荒立地区。寒風が吹きすさぶ2日午後、10メートル以上に積み重なったがれきの中から運び出された遺体の顔を見た佐藤行義(さとう・ゆきよし)さん(38)は、むせび泣きながら母親順子(じゅんこ)さん(59)の遺体を抱き締めた。
自衛隊が取り組めなかった現場で作業したのは、今回初めて国外派遣されたインドの国家災害対応隊(NDRF)。46人で3月28日にニューデリーから来日、4月2日までに5遺体を収容した。地元住民の要望に耳を傾け、諦めずに懸命に活動する姿に、住民から感謝の声が寄せられる。
「人命救助には遅くなったが、地域のためにできることはまだある」。アロック・アワスティ隊長(41)はそう話す。
佐藤さんの耳には、順子さんが津波に流されながら発した「助けてけろー」という叫び声が残り続けていた。天をつかむように必死に伸ばした順子さんの腕が、水面から突き出されたのを見たのが最後だ。「疲れて眠りそうになっても、あの時の母の声と腕を思い出し、目がさえてしまう」
土台だけが残る自宅近くに避難所から毎日通い、順子さんと祖父の石森慶治(いしもり・けいじ)さん(87)の行方を捜し続けた。「このがれきの下にいるんじゃないか」。通り掛かった自衛隊に捜索を掛け合ったが、作業の事情などですぐにはかなわず、途方に暮れていた時にインド隊が現れた。
佐藤さんから事情を聴いたのは、通訳にとどまらず積極的に住民から情報を集めていた渡辺太一(わたなべ・たいち)さん(26)ら4人の日本人ボランティア。アワスティ隊長は即座に捜索を指示し、作業2日目で順子さんが見つかった。「じいちゃんもここにいるはず」。佐藤さんは祈るように作業を見守る。
人口約1万人だった女川町は中心部が壊滅、死者・行方不明者は既に千人を超えた。町消防団の鈴木富男(すずき・とみお)さん(59)が「装備がすべて流されてしまった」と説明するように重機不足も深刻で、インド隊の捜索も基本的に手作業だ。だが中本喜章(なかもと・よしあき)さん(48)は「遺体を傷つけない。本当に助かる」と話した。
インドは、スマトラ沖地震の巨大津波被害を受け2005年にNDRFを創設し、インド国内10カ所にそれぞれ約千人を配置しているが、これまでは国内派遣のみだった。海外派遣に踏み切った背景を、日本政府関係者は「経済成長で国際社会での存在感が高まり、国際貢献も意識するようになった」と解説する。
日本外務省によると、大震災で23の国・地域などが救助隊や、福島第1原発事故対応のための専門家を派遣した。
インド隊は6日に活動を終え、帰国する。救助隊員歴17年のアワスティ隊長は、女川町の現状を「これまで経験したどんな災害現場よりもひどい」と表情を曇らせる一方、「災害時にも規律正しさを失わない日本人の姿勢を見習いたい」と語った。(共同通信 2011年04月02日)
【写真】母親の遺体を抱き締める佐藤行義さん。後方はインドの国家災害対応隊員ら=2日午後、宮城県女川町
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