九州新幹線:全線開業前売り開始 指定席15秒で売り切れ

2011年2月12日 11時54分 更新:2月12日 12時51分

みどりの窓口で一番に九州新幹線の切符を手にした小学生(中央)=JR博多駅で2011年2月12日午前10時43分、野田武撮影
みどりの窓口で一番に九州新幹線の切符を手にした小学生(中央)=JR博多駅で2011年2月12日午前10時43分、野田武撮影

 九州新幹線の全線開業まで1カ月となった12日、全国のJR各駅の「みどりの窓口」や旅行代理店などでは午前10時から、開業当日(3月12日)の指定席前売り切符の販売が始まった。午前6時の新大阪発鹿児島中央行き下り「みずほ」の一番列車の指定席306枚が、15秒で売り切れるなど、九州と関西・中国地方を結ぶ「夢の超特急」に、鉄道ファンの熱い期待が殺到した。

 販売されたのは「みずほ」「さくら」「つばめ」の上下線計137本、3万1182席(山陽新幹線直通列車含む)。JR九州によると、一番列車は他にも、午前6時10分の博多発鹿児島中央行き下り「つばめ327号」154枚が25秒で完売。始発以外でも特に午前中の便は上下線とも人気を集めた。

 福岡市博多区のJR博多駅みどりの窓口には、発売開始前から43人が列を作り、中には徹夜組も。11日午前10時ごろから並び、新大阪発鹿児島中央行き下りの2番列車「みずほ603号」の指定席券を手に入れた福岡県新宮町の小学5年生、末光麗君(10)は3月12日が11歳の誕生日。「みずほに乗りたかった。すごくうれしい」と声を弾ませていた。

 インターネット予約は3月5日から。【夫彰子】

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